鉄道模型シミュレーターNX用に準備して作らなければならない記事・動画・素材は一通り作り終えたと思っています。
宣伝:記事版「鉄道模型シミュレーターNXのココが凄い」、動画版「鉄道模型シミュレーターNXのココが凄い」
Howto記事:「VRMNXレイアウト作成入門」、「VRMNX研究室」、「VRMNXテクニック講座」、「親子で学ぼうVRMNX-Pythonプログラミング」
Howto動画:「各種製品のご紹介」、「NX-Gatewayのご紹介」、「無料で作ろう!!鉄道模型シミュレーターNXレイアウト」
よってここで広報活動を一旦終了しようと思います
というのも少しヤル気を無くしたからで、その理由は動画再生数があまりにも伸びなくなったからです(^_^;)
動画再生数が伸びない理由を求めて、鉄道ファンの心理学の論文なども読みました。
・鉄道ファンのジャンルが細分化しすぎていること
・またそのジャンルへの所属意識が強いこと
・その中でも鉄道模型シミュレーターが所属する「鉄道ソフトウェア」というジャンルは規模が小さいこと
これらから現段階で鉄道模型シミュレーターを広めることは非常に難しいだろうと感じました。
鉄道の動画は鉄道ファンや鉄道模型ファンが観るでしょう。鉄道模型の動画は鉄道模型ファンが観るしもしかしたら鉄道ファンも観るでしょう。しかし、鉄道模型シミュレーターの動画は基本的に鉄道模型シミュレーターユーザーしか観ない感じがします。YouTubeStudioで解析していたのですが、ユーザー向けに作った動画はインプレッションのクリック数は2%未満です。これが踏切や解放といった鉄道ファン向けにもなるギミック動画なら5%ぐらいとなります。かなり差が出ますね。
Cities:SkylinesやRailSimの動画再生数に勝てないのは何故かといえば、ユーザー数の違いとクオリティの違いにあると思います。
クオリティの違い:ユーザーによるアセット作成がクオリティを向上させている感がありますね。
ユーザー数の違い:入口の広さに違いがある。Cities:Skylinesは元々一般向けゲームだし、RailSimは無料という利点が大きいでしょう。
鉄道模型シミュレーターNXもスターターキットは無料になり導入しやすくなったのにもかかわらず何故ユーザー数はあまり増えないのでしょうか。そこにはハードルがあるのです。そのハードル1つ1つは決して高くはないのですが、あまりにも沢山ハードルがあるのです。
・パソコンを持っている
持っていなければ買えばよいだけなので決して高いハードルではないですが、その他のことでも使わないような人なら購入はしないでしょう
・パソコンが使える
最近はスマホの時代になりパソコンが使えないという人も増えてきたと聞きます
・インストールが出来る
鉄道模型レイアウターNXF2023ではトラブルが出てコレで諦めた人もいたようです
・CAD操作が出来る
プロのCAD使いである私からしたら子供のお遊び程度のCAD操作ですが全くやったことが無い人にはチンプンカンプンな可能性も
・コツコツ作っていく忍耐力がある
レイアウトを作るには地道な作業が必要ですからそれに耐えられるかですね
等々考えればキリがないぐらいハードルがあります。これらを全てクリアしていかねばならないことを考えると結論としては難しいということになるのでしょう。
鉄道模型シミュレーターを使いこなしているユーザーは能力値が高く、定例トーク会で話をしていると様々な知識も豊富なことが分かります。それは誇っても良い部分だとは思いますが、世の中に対して鉄道模型シミュレーターで承認欲求を満たすことは出来ないでしょう。何故なら一般人や鉄道ファンはそれを知らないし、理解しようともしないからです。それは最早孤高の状態と呼んでもよいのかもしれません。それに耐えるのはシンドイので自分が楽しければ良いだけと達観すべきでしょうね(^_^;)
世はスマホの時代であり、ユーザーアセットの時代です。スマホで運転できる、そして自作ストラクチャーが使えるというNX版VRMCLOUDの登場だけが状況を変化できることでしょう。よってそれまでは広報活動を停止し、好きなことを好きなようにやっていこうと思います。ですので更新も毎日やるということもなくなるでしょう。最初にも書いたように新たなユーザーに対する下準備は出来ました。あとは変革の時を待つだけです。