山本周五郎 朗読『さぶ』3-1
山本周五郎の朗読を祖母に聴いてほしくて読んでいます。
今回の朗読は『さぶ』3-1です。
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『さぶ3-1』あらすじ
山本周五郎 朗読『さぶ3-1』あらすじ
https://www.macedoniansincanada.com/sabu3-1/
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"さぶ"と"栄二"は、23歳になりました。初めて2人だけで、綿文へ襖の張り替えに来ています。
中働きの"おすえ"が来て、お茶にしてもいいかと聞きました。
"栄二"が答えようとすると、"おその"が割って入ってきます。
"おその"は"栄二"にせがみました。「今あたしがお稽古していた長唄が聞こえたか」と。
"おすえ"がお茶と菓子を持ってきました。"おその"によると、今"おすえ"には嫁入りの話があるそうで・・・
中働きの"おすえ"が来て、お茶にしてもいいかと聞きました。
"栄二"が答えようとすると、"おその"が割って入ってきます。
"おその"は"栄二"にせがみました。「今あたしがお稽古していた長唄が聞こえたか」と。
"おすえ"がお茶と菓子を持ってきました。"おその"によると、今"おすえ"には嫁入りの話があるそうで・・・
初めて二人だけで、襖の張替えに来ていた
「あたしいまお稽古していたのよ」
「――聞えたでしょ、栄ちゃん」
「ええ」
「お茶にしていただきましょうか」
「はい」
「お稽古って、いまなにをやってるんです」
「あらいやだ、長唄じゃないの」
「このまえ総ざらいに来てくれたんじゃなかったの、ねえ、さぶちゃん」
「ええ」
「矢の倉の和泉楼でしたっけ」
「栄ちゃんは来てくれなかったの」
「いきましたよ」
「――おととしと同じ道成寺、よく飽きねえもんだって、おどろきましたよ」
「憎らしい、誰が飽きないのよ」
「師匠がね」
あの人いまお嫁の話があるのよ
「おすえよ、きまってるじゃないの」
「あの人あたしとおないどしでしょ、もうとっくにお嫁にいってもいいとしなのに、なかなかうんと云わないんですって、もし売れ残ったらどうするのかしら」
「自分はどうなんです、おないどしならおそのさんだってもう」
「だめ、だめなのよあたしたち」
「あたしも姉さんも縁遠い生れつきなんですって、姉さんなんか、これっていう縁談がまだ一つもないの、お菓子つまみなさいよ」
「――栄ちゃんあたしのことお嫁に貰ってくれないかしら」
山本周五郎 『さぶ』3-1を朗読した感想
山本周五郎『さぶ』の朗読は、毎回初見です。
"栄二"と"さぶ"は、いよいよ2人だけで仕事をするようになりましたね。
今後の2人の成長ぶりが楽しみです。
そして、"おすえ"や"おその"の嫁入りについても、気になります。
時代劇小説、特に山本周五郎作品が好きな祖母へ、この朗読が届いたら幸いです。
あなたの感想もぜひ、YouTubeチャンネルのコメント欄で教えてください。
山本周五郎 朗読『さぶ3-1』あらすじ
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