毎年夫婦で人間ドッグ受けています。
若い頃は「A」判定が当たり前でしたが
歳と共に「経過観察」が出てきたりして
最近は検診結果を開封するのが怖くて～
「６０過ぎたら人間ドッグなんか受けなくてもいい」みたいな事が
書かれている本を読んだ時は「もう人間ドッグはやめよう」と
その時は思いつつ、結局は受けてしまう
優柔不断な私です。(ーー;)
そんな今年の８月、届いた結果を見たところ
私はオールAだったんですが（この歳ですごくない？笑）
ダンナが２つも「D判定」⤵⤵
大きな病院で精密検査を受ける事になりました。
ダンナはお酒は飲むし、たばこは吸うし
いつかきっとどこか悪くなる！と
息子や娘たちから言われ続けていましたが
とうとうその時が来たか・・・と思いました。
９月の旅行はキャンセル。
そして紹介状を持って大きい病院へ。
最初はMRIで精密検査。
ところが怪しい影がある・・・と言われ
とうとう1泊２日の入院で生検検査をするはめに。(ーー;)
もう９９％諦めの境地。
結果が出るまで長く重苦しい３週間。。。
その間、ご多分に漏れず
ネットで検索しまくり
見つけた事例を見ては
落ち込んだり
わずかな希望を持ったり
気持ちはジェットコースター。
結局いつも最後は神頼み。
そのうち段々精神的に疲れてきて
帯状疱疹が再発したらどうしてくれる～
もう検索するのはやめよう。
なったらなったでしょうがない。
私じゃないし、ダンナだし！・・・と割り切る事に。
ところが当の本人は意外にのんきそうで
さほど不安がってもおらず（そう見えただけ？）
私がこんなに心配しているのに呆れるほど。
そして３週間後
ダンナ１人で結果を聞きに行くのは
心許なかったので、２人で行ってきました。
名前を呼ばれ診察室に入る時の心境は
言葉では表せないほど複雑でネガティブ。
「お待たせしました。生検の結果ですが・・・」
ドキドキが止まらない。
「大丈夫でした」
ええ～～～大丈夫？？！
簡単に言ってくれちゃって
今日まで私はどんな気持ちで過ごしてきたか
先生、分かっとるん？？と言いたい気持ちを押さえ
「あ～～良かったです～～～」と。
（確かに良かった！ホント良かった！）
ダンナのホッとした顔。
やっぱり多少は心配していたんだ・・・と
その顔を見て思いました。
安堵して、我々２人足取り軽く駐車場へ。
バッグから駐車券を出そうとした時
あれ！？診察代払ったっけ？？
払ってないじゃん！
すっかり会計の用紙を受け取る事を忘れ
大急ぎで外来へ逆戻り～汗
そんな１か月間モヤモヤと
重苦しい精神状態で過ごしていた反動で
「やっぱり元気なうちにやりたい事をやらなくちゃ」と
ますます強く思うようになり
一気に宿の予約をいれまくりました。
10月になんと3軒も！
その第一弾がこちらの奈良のホテルです。
マリオット最上級ブランド
「紫翠ラグジュアリーコレクションホテル奈良」
８月２８日に開業。
奈良県庁から目と鼻の先。（上の写真、奥に見えるのが奈良県庁）
それもそのはず旧奈良県知事の公舎を
リノベーションした宿。
こちらがホテル・・・大きな武家屋敷のよう。
時代劇に出てきそう。
本当はもう少し晴れた明るい時間に撮りたかったのですが
この門の前にいつもスタッフさんが数人常駐していて
すぐ声を掛けて下さるので、長居できなくて
早朝誰もいない時間を見計らって撮りました。
まだ朝曇りで、門も閉まっています。
日中は開放されています。
まだ「知事公舎」の表札がそのままの残されてる。
門の幅が結構狭く、段差もあるので
車種によっては慎重に進めないと擦りそうです。
玄関前のロータリーも小さいので車で行かれる方は
ゆっくり回って下さいね。
（こちらの宿にフェラーリでいらっしゃった方がいて
入るのが大変だったとか？笑笑）
駐車場も１０台分しかないので
宿泊が決まった時点で予約必須です。
宿泊者も駐車料金２２００円を徴収されます。
この日はほとんど関西圏のナンバーでしたねー
メインエントランス。
ホテルのエントランスとは思えないビジュアルに圧倒されました。
この場所にもスタッフさんが数人待機されていて
すぐ車のドアを開け、荷物を受け取り、中へ案内。
開業１か月、オペレーションはとてもスムーズで好印象。
（開業当初の頃の口コミは散々でしたが）
古い建物ですが自動ドア～～笑
玄関のドアを内側から撮りました。
木造平屋建て。
古さを残し、違和感なくうまくリノベーションされていますね。
ドアが開くと、真正面にこの素晴らしい襖絵がお出迎え。
他のホテルではなかなかお目にかかれない設えね。
リッツ京都や三井京都も、和を意識したデザインですが
こちらは完全に歴史的なものを、そのまま活かしています。
まわりの空間を邪魔しないように
静かに置かれてあるコンシェルジュデスク。
チェックインの手続きの為、奥へ案内されます。
この廊下も重厚で絵になりますねー
壁に当時の天皇陛下のお写真が飾ってあります。
大きな写真をデカデカと飾るのではなく
気付かないほど小さな写真なところが
なんか良いわ。
廊下の突き当りが有名な「御認証の間」
昭和天皇はサンフランシスコ講和条約と
日米安保保障条約に署名した場。
テーブルもイスも照明も当時のまま残されています。
チェックインはメインロビー「寧楽（なら）」で。
こちらも古さを残しつつ
モダンな仕上がりでとっても素敵です。
真ん中に置かれた石造りの大きなテーブルが目を引きました。
一般的なホテルのそれと違って「非日常感」「異空間」が漂います。
ウェルカムドリンクは冷えた「大和茶」
くるみには「りんごジュース」
お菓子もあったら嬉しかったんだけどーお茶だけ。
今回こちらのホテルにしたのは
くるみが鹿が好きで（小鹿のバンビ）
鹿のぬいぐるみや絵本をたくさん持っていて
だったら本物を鹿を見に奈良へ行こうか～♪
エサもあげられるし・・・で決めました。
８月下旬に開業したことは知っていましたが
なかなかのお値段ですし、口コミもほとんどなく
もう少し落ち着いて、口コミが出そろい
一休でタイムセールが始まる頃に
行こうかな～と考えていました。
開業から1ヶ月…
久しぶりに一休を覗いたら
狙い通り？直前割が出ていて
普段よりお安く泊まれました。
（そのあとで見つけた楽天トラベルはもっと安かった）クソっ！
こちらのお宿、メイン棟と宿泊棟が
公道を挟んで離れています。
メインロビーを出て
左側に「御認証の間」を見つつ
少し歩くとお庭に出ます。
下の写真、左に写っているところ。
右は御認証の間。
この窓枠は、当時のままなんだそうです。
外から見たところ。
お庭を少し歩くと
外に出るドアがあり
こちらから一旦外に出ます。
出ると、こんな公道が。
東大寺がお隣なので、観光客や地元の方が
普通に歩いてます。たまに鹿さんも。
で、道路を渡って反対側が宿泊棟。
なかなかフロントからお部屋に移動するのに
公道を横切るってないですよね。（雨の日は移動が大変そう）
宿泊棟は完全に新築。（隈研吾さんの監修）
もちろん外観は「和」っぽくしてありますが
やはり先ほどの大正時代の格式のあるメイン棟と比べると
いかにも「令和」です。
そういえば・・・多分同じ日に、モデルの田丸麻紀さんも
紫翠に泊まられていたっぽいです。
Instagramを見て知りました。
玄関入ってすぐ左にあるスパ「ＳＵＩスパ」と貸切風呂。
貸切風呂もとってもお高いんです。
こちらの宿は全４３室。
宿泊棟は左右に分かれています。
鳳凰と花鹿。
エレベータ―ホール。
２階建てなので階段を使っても苦にならず。
さきほどのメイン棟とは打って変わって
モダンな洒落た館内です。
私は直前割だったので、他の客室は選べず
スタンダート一択でした。
くるみがすぐにベットに乗ったので
シーツがぐしゃぐしゃ。
４０㎡だとやはり狭く感じましたねー
ＳＮＳで紫翠をアップされてる方は
ほとんどがマリオットボンヴォイの上級会員の方で
ポイント泊だったり、朝食無料だったり
アップグレードしていただけたり…と
ボンヴァイ上級会員の恩恵を授かってる方ばかりで
私のような一般宿泊者はほとんどＳＮＳ上では
見つけられませんでした。
当然アップグレードもなく
ウェルカムフルーツもなく
分かってはいますが、やはりちょっと寂しいですね。
私も温泉付きのお部屋に泊まりたかったなぁ。
・・・そうひがみつつ、私自身、ぶっちゃけ
ボンヴォイ会員の仕組みがよくわかっていない。(^^;)
プラチナエリートとかチタンエリートとか
ランクがあるんですよね？
当然のことながら、ＳＮＳ上で見た
紫翠の客室は、ほぼ温泉風呂付のお部屋ばかり。
でも私はスタンダードなので普通のお風呂で我慢我慢。
ちなみに、京都翠嵐は、一休のダイヤモンド会員特典で
貸切風呂が無料で利用できました。
近い将来、紫翠もそうなって欲しいな。
ターンダウン後のチョコクッキー。
ジムもあります。
今回、実は
２食付きにしようか迷ったんですが
結局、１泊朝食付きにしました。
なぜなら夜の和食の内容が
全く子供向けではなかった事と
あの厳かな和室のダイニングで
他のお客様の目を気にしながら
小さなくるみにあ～だこ～だと
世話を焼きながら食事をするのが
気が進まなかったからです。
こちらがダイニング「翠葉」
そうなると、夕食を食べるお店を探さないといけません。
でも、調べてみると、結構近くにたくさんありました。
私が調べたお店を参考までにご紹介しますね。
・ＬＡ ＰＩＥ（フレンチ） 車で１０分ぐらい
・夢窓庵（和食） 紫翠ホテルの真ん前
・ルアン（フレンチ） 車で１０分ぐらい
・うな菊（うなぎ） 徒歩圏内
・アルコドゥ（スペイン） 紫翠ホテルの真ん前
・志津香（釜飯） 徒歩圏内
・リンコントロ（イタリアン） 車で１０分ぐらい
【ランチ営業のみ】
・そば処 喜多原 徒歩圏内
・滴翠（ふふ奈良） 車で１０分ぐらい
