蝦夷犬(エゾイヌ)

奥羽越列藩同盟の東北北海道さらに新潟県をテーマとして、地域の新聞から記事を選び、勝手なことを書きたいと思う。

ベニザケ 陸上養殖成功 すし、刺身を試験販売

2023-07-21 07:45:00 | 日記
河北新報電子版
令和5年7月21日

ベニザケはヒメマスの海洋型。
身の色がオレンジで、美味。
養殖成功により、アニサキスなどの寄生虫の心配が消える。
世界初の養殖技術の成功によって、他の魚種にも技術が転用できる可能性がある。
当初は価格がどうしても高い水準にならざるを得ないが、需給バランスでこなれた価格が実現できるようになるだろう。

また、他の魚種で成功している非常に多くの養殖技術を組み合わせて転用することで、新しい商品を生み出せるだろう。
考えてみれば、実に多くの未来が開かれる。
コストの面などから、海外生産に容易に走りやすいが、出来るならじっくりと、国内生産で醸成させ、より多くの技術との組み合わせも探って欲しい。

福島のスーパー「ニチイ」、NTT東日本、岡山理科大学の合同での開発である。
案の定というか、早速海外に技術を輸出したいなどとの文言が記事中に見られる。
いずれの企業も、経営は難しい局面だろう。
これまでも、技術輸出によって、小の虫を生かして、大の成果を捨てるような商業者が多い。
観光農園に外敵を呼び込み、イチゴや葡萄の品種を盗まれて、本来得られただろう収入を捨てるバカバカしいことが行われてきた。
お人好しな甘さは国内利益を捨てるだけでは無い。
国際競争力を自ら手放して、唯唯諾諾(いいだくだく)と赤貧に甘んじ、日本全体に迷惑をかけることに気が付かない。
ましてや、日本政府そのものが売国奴の集まりになったような現在の状況なら、自らの利益だけではなく、同胞を守るためにも、良く考えてから行動したい。

極彩色の御座船 海上巡る 塩釜みなと祭 みこし渡御

2023-07-19 13:20:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
令和5年7月18日 1/22

昨日、書いて投稿していたハズのブログが消えてしまった。
思い起こしてみれば、YouTubeをご紹介するリンクが変で、気に入らずに削除してしまったものらしい。
大変失礼しました。
まあ、根がドジな奴なので、お許しくださいm(_ _)m

鳳凰丸、龍鳳丸の御座船に導かれる、塩釜みなと祭りが17日に行われた。

日本三大船祭りと言われてはいるが、大東亜戦争後の1948年に、戦後復興を願って始められた、歴史的に若い祭りではある。
広島県宮島町の厳島神社の管絃祭(かんげんさい)、神奈川県舞鶴町の貴船神社の貴船祭り、それにこちらの宮城県塩竈市の塩釜みなと祭りなのだが、もう少々詳しくご紹介させていただきます。
陸奥国一ノ宮、志波彦神社・鹽竈(塩釜)神社のそれぞれは、様々な謂れがあって、塩釜神社の中に別宮として志波彦神社が建てられています。
明治時代の神仏分離の影響もあったのでしょうが、このような、由来が別々であった神社がひとつになっているのも、本当の意味からはどうであるべきか、門外漢ですが考えることが多いものです。
二神社がひとつの祭りで良いのかどうかも、曖昧と言えばそう思えるので、いかにも日本的だと許容する部分でしょうか?

しばらくぶりで、今回は見応えのあみなと祭りになったようです。

旬の味 すしで堪能 飲食店で特別メニューも 「気仙沼かつお祭り」

2023-07-16 19:45:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
令和5年7月16日 17/28

私はかつおは焼き魚派である。
主に味噌漬けで、焼いて食べるのが実に美味で、晩酌のお供に欠かせないのが、この梅雨時期の初鰹。
だが、今年は刺身が良い。
戻り鰹の時期とは違う、爽やかな脂のノリが実に美味しい。
土佐のタタキのようにニンニクや生姜を使うこともあるが、単純にワサビ醤油で食べても良い。
初鰹のように身が細いなら、どうしても味噌の味が欲しくなる。
今年は初鰹であっても、身がほどほどに太って脂も良く、極端に言うなら、酢飯に醤油はなくても充分に美味いと思ってしまった。
何十年ぶりだろう?
女房に聞くと、結婚してから半世紀経つのに、刺身でと言われたのは初めてだと笑っていた。
かつおの血の匂いが嫌いなので、血合いも食べないし、皮目は生臭いからだめと言うのが、例年の条件反射である。
年も歳であるので、自分の味覚が変化したのだろうか?と、最初は思ったのだったが、何度か試したが、間違いない。
今年のカツオは刺身が一番である。

海上アスレチックお目見え 陸前高田・高田松原海水浴場

2023-07-14 07:19:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
令和5年7月14日 23/26

宮城県側気仙沼市、岩手県側陸前高田市にまたがる広田湾は、かつては素晴らしい景勝地であった。
広田湾の牡蠣は、大変美味しいと伝え聞く。
太平洋に向かって開口している地形が良いのだろう。
この地形は、時には仇をなす。
チリ地震津波、東日本大震災などで多大な損害を蒙った。
なにせ、陸前高田市が一瞬で消え失せるほどの被害だった。
11年ぶりに海水浴場がオープンした。
複雑な思いはあるが、形は変わってしまったけれど、海が戻ってきた。

常設の「高田松原ウォーターパーク」が、13種類の遊具でオープンする。
1時間ごとの入れ替え制で、滑り台や様々な障害物でアスレチックを楽しむことができる。
料金は2500円。
更に、テントサウナも併設され、こちらは90分で3300円。
このような海水浴場は、楽しい。
海の新しい楽しみ方が増えるのは、あの美しい海の魅力を更に引き出してくれるだろう。

広田湾は、海釣りのメッカでもある。
マグロ以上に美味しいと言うソイやアイナメなどは釣り人の特権。
ネットで見れば、ケンサキイカも釣れているようで、新鮮そのもののイカを味わえるのは口福と言うしかない。
ヨダレが…!
広田湾は岩牡蠣もあるので、夏も牡蠣を食べることが可能。(*°∀°*)/オー

書いていて、涙が出る。
我が家から出掛けるなら、到着まで4時間以上。
腰痛のジジイが往復8時間は、無理と言うよりも不可能と言うしかないだろうか?
岸田総理のおかげでガソリン代も超バカ高い。
自分の好みでオールドカーで、エンジンのことを考えてハイオクを使って、リッター8キロと言う昭和バブルの外車並。
現役時代なら経費と言えても、基礎年金の減額された年金生活者では、ムリだなあ。
悲しいねえ。
車を変えるしかないかなあ。

23年 東北・街の住みここちランキング 富谷市4年連続トップ

2023-07-13 10:06:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
令和5年7月13日 3/26

東北の中で、仙台市近郊が住みやすさが上位に来るのは、都市機能の充実度が高いと言う理由が第一であろう。
東北全体の総人口は、2022年度851.9万人で仙台市の人口は2023元旦109.8万人である。
北海道が552.5万人に対し札幌市の人口は196.0万人である。
集中度は東北より北海道が勝っている。
北海道で第二の都市が旭川市32.2万人であることから、一極集中が非常に高いことがわかる。
仙台商圏を14市町村に広げても157万人で、東北地方全体から見れば、200万都市圏が出来上がっていても不思議では無いが、東北全体が非常に広いので、徐々に微増傾向の状態で都市機能は集中してくると思われる。

だが、例えば東北地方を南東北と北東北に分けて考えてみると、岩手県秋田県、青森県の北東北三県で、中心都市は不明と言わざるを得ない。
盛岡市と青森市、秋田市と言うそれぞれが魅力ある田園と言う範囲から発展しきれていない。
エリアマーケティング的に考えると、もう少し台頭する都市が出てくる必要がある。
逆説的には、例えばITなどの業態集積を図れば、50万人超えの中堅都市が出現する可能性は三県共に有していると言えよう。

南東北は、全体構図は出来上がっている。
新潟県を吸収して新潟県、福島県、宮城県、山形県の四県を考えれば、仙台広域商圏と会津若松市あたりが中心となる中堅都市に分解出来れば、充分な機能分散の将来図に繋いで行けると思う。

問題は北海道になるだろうか?
札幌に集中し過ぎて道北部に産業育成できる余地が足りない。
旭川市は良い都市だが、都市型とまでは言えない。
北見市とどちらかが50万都市にならなければ、将来の発展形が見通せない。

新潟県を含む東北七県に北海道を加えて、三ブロックのアバウトな全体図を考えてみると、突出した中央機能を有する都市に、特異な文化を持ったサブ、そしてその衛星となる小商圏のエリアの育成によって、それぞれが過不足の無い広大な理想郷の実現が可能になるのではなかろうか?

たまたま住みここちランキングなどと言うものを河北新報の紙面で見つけたので、自立型の地方を考えることも多かったので、夢想してみた。
日本のような社会主義的な国政だと、将来に不安しかない。
いずれこのまま推移するなら早晩日本は壊れてしまうだろう。
ギリシャのように、国家破綻の後には、再構築できる具体的なイメージは必要不可欠である。
誰かが、ちょっとだけでも理想郷を考えるなら、出発する第一次のパーツだけでも示して置きたいと思う。