Runrun日記

最近読んだ本ーテンペスト

今日は、暑かった。初夏です!

シェイクスピアの『テンペスト』を読み終えました。
午後からは、ダンスサークル。スローフォックストロット。
ステップだけ覚えても、身体か踊れません 

◇◇◇◇◇

弟子がピアノソナタ第17番と第23番(熱情)の解釈について尋ねたとき、ベートーヴェンは「シェイクスピアの『テンペスト』を読め」と言ったとか。私は、この曲の第三楽章が好きです!

シェイクスピア 作 松岡和子 訳 「テンペスト」 ちくま文庫

ミラノ公国君主の座を弟アントーニオに簒奪されたプロスペローの復讐劇?です。
弟アントーニオは、ナポリ王アロンゾ―やその弟のセバスチャンの助けを得、プロスペローを追い出し、プロスペローは無人島に流れ着いていました。

物語はそれから12年後。
ナポリ王や、アントーニオ、セバスチャン達は、娘の婚礼をチェニスで挙げた帰り、嵐にあって無人島に流れ着きます。
全て、無人島で魔法の力を得た、プロスペローの仕業なんですね。復讐劇です!!!

プロスペローを助け、実行するのは空気の精エアリエルと精霊たち。
登場人物は、復讐される三人と、ナポリ王の息子ファーディナンド、老顧問官ゴンザロー、貴族、船員たち。プロスペローの娘ミランダ。道化役として魔女の息子キャリバン、船員のステファノー、トリンキュロー。

王子ファーディナンドだけは、ナポリ王達とは別に流れ着き、ミランダと出会って恋に落ちますね。
ナポリ王や貴族たちは一緒に岸に流れ着き、エアリエルや精霊たちに脅されます。
プロスペローを陥れた大罪を思い出させ、脅しをかけます。(精霊のかける脅しは怖い!)
道化役の三人もエアリエルに散々懲らしめられます。

舞台劇としては、絶対に面白そう!

最後は、プロスペローがすべてを許し大団円。
プロスペローはミラノ公国の君主に戻り、ミランダはファーディナンドと結婚します。末はナポリ王妃?

シェイクスピアに戯曲は、悲劇ばかり読んでいたので、これは良かった。これは浪漫劇?
精霊たちが、道化役を虐める様は、喜劇のように思えますが・・。

この本のお気に入り度:★★★★☆

途中で、”荘厳な音楽”とか”精霊たちの歌”とか、書かれていましたが、舞台で演じる時の音楽は如何するのだろう。
2000年に蜷川幸雄さんの演出で上演されているようですが、「音楽・宇崎竜童、プロスペロー・平幹二朗・・」とあった。
宇崎さぁん、音楽はどうしたの? シベリウスが劇音楽「テンペスト」を書いているようだけど。

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