逢坂 剛 著 「重蔵始末(七) 蝦夷篇 逆浪果つるところ」 講談社
18世紀末の、近藤重蔵の蝦夷地での活躍。
これは歴史小説か、それともハードボイルド小説か?
多くの古文書を資料として用いているようなので、近藤重蔵がいつ、どこに到着したといった記述はかなり正確なのだろう。
縄文時代や弥生時代の文化しか持たなかったアイヌの蝦夷地に、江戸時代の和人達が入って行き、アイヌの人達を撫育? それは、和人達にとって都合のいい蝦夷地の開発を進めたということなのだろう。アイヌの人達の身になって開発を進めようとする最上徳内。
本格的に北海道に開発の手が入っていくのは明治になってからなのだろうか。
ハードボイルド小説として、この本を読むと・・・
りよは、なんでここまで重蔵に相対するのだ
りよはまたもや死なない?
重蔵の蝦夷地探検もまだ続くようなので、この物語の続編は?
この小説のお気に入り度:★★★★☆
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