「魂」を心地よい香りにすると言われるトンカビーンズをご存知でしょうか?
ドイツのクリスマス菓子「シュトーレン」に使われる香料としても有名なものですが
その香りは、干し草にも…そして、安息香にも、バニラにもほんのり似ています。
鮮やかな華々しい香りではありませんが、心の底から安堵を感じさせてくれる
そんなパワーをもつ「地」の香りです。
この秋は、乳香とトンカビーンズをあわせて焚く香りに、とても癒されています。
天にまっすぐ通じる様な、迷いのない清々しさをもつ乳香に
たくさんの葉陰で、そっと身を潜める様な甘さをもつトンカビーンズ。
別れを惜しみつつ、旅立つ人。それを見送る人。そんなイメージが浮かびます。
トンカビーンズは、心の疲れや傷を霧の様におおい、その治癒を見守ってくれる香り。
アドバイスはしなくとも、気づけばそばにいてくれる友。
そんな存在なのです。
トンカビーンズをスマッジする(焚く)場合は、割ったり削ってチャコールにのせて使います。
(そのまま火をつけると燃えてしまい香りが立ちませんのでご注意ください。)