我が家の桜(佐藤錦)の枝に、脂(やに)=グラニュールができていました。
人間で言うところの「かさぶた」なので、本当はとったら可哀想なのですが…
ちょっと試してみたいことがありまして!
実は、どんな香りなのかスマッジしてみたかったのです。
チャコールを熾し、桜のグラニュールをのせてみました…!
……あれ?
なんだか香ばしい匂いがするばかりで、とても芳香と呼べる様なものではありません。
もしかしたら、桜の葉の様な青く色っぽい香りがするかも、と思っていた私。
少なからずともショックを受けました。
そうですよね。
もし、素晴らしい香りであったならば、すでに一般的になっていたはずです(笑)。
★樹木の脂…樹脂
樹木を傷つけた時に、その傷口から出て来る樹液が固まったものです。
クラシックバレエを踊っていた方ならご存知かと思いますが、トウシューズで踊る時、
滑り止めには松脂を使います。
幼稚園児だった頃、お姉さんバレリーナ達が松脂の入った箱の中に、トウシューズの爪先を
カツカツと音をたてて入れていたのを、憧れをもって見つめていたことを思い出します…
さて、琥珀も樹脂のひとつです。
長い長い年月をかけて石化したものですが…火にかけると簡単に溶けてしまうそうです。
さすがに琥珀をスマッジしようと思う程「スノッブ」ではありません。
太古の樹脂の香りを想像するだけにしておきましょうか…。
ルーンでは、
フランキンセンス(乳香)、マスティックス(乳香樹)、没薬(ミルラ)、
安息香(ベンゾイン)の樹脂を扱っています。
特にフランキンセンスはAAAグレードのものがありまして、この香りの素晴らしさは
言葉に例えようもありません。
普通のフランキンセンスは自然に地面に落ちたものを拾いますが(主に)AAAグレードの
ものは樹木にくっついたものをはがします。
余分なものを含まず、フレッシュな状態でとるため香りが鮮やかなのです。
メディテーションを深く行いたい時など、ぜひお使いいただきたいグラニュールです。