春になるとイライラしてしまうのは「肝」の気が強くなるからとは
中医学で言われていることです。
他にもめまいやのぼせ、皮膚のトラブル、不眠、躁鬱、鼻水、鼻づまり、頭痛
…など陽気で体の上部に症状が出やすくなるのが特徴です。
薬膳では、こんな時に「血」と「陰」を養う食材であるイカやホウレンソウ、
長芋、ほたて、胡麻などと共に、解毒効果のある食材である菜の花やフキ、セリ
などや、気の巡りを良くするためにセロリやパセリなどをあわせて施膳します。
ハーブティであれば、スペアミントやジャスミンがおすすめですよ。
そして、アロマテラピーではサイプレスがよく処方される精油です。
サイプレスには「グランディング」効果があり、心をぐーっと落ち着かせ
イライラや興奮しすぎている状況を鎮めてくれるパワーを持っています。
また、気管支に作用する精油なのでノドのイガイガにもとてもよく効き
呼吸が楽になります。
ヒノキの香に似ているので、香の苦手な男性にも受け入れやすい精油です。