まぁ君のサヨナラ公演を観劇。
お芝居、ショーともに楽しめた。
お芝居は重厚かつ分かりやすく、悲劇的ではなく前向きに。
ショーはヒジュー宝石をテーマに華やかな中にもシックで大人の雰囲気満載だった。
お芝居「神々の土地」はロマノフ王朝の崩壊を分かりやすく描いていた。
実は、暗くて難しい物語では無いかと思っていた。
それは、宝塚歌劇公式ホームページに人物相関図が出たからだ。
面倒だから、相関図もほとんど見ないで観劇したけれど、分かりやすかった。
まぁ君のドミトリーは真っ直ぐで、穏やかで、おおらかだ。
しかし、やる時にはやる!という男らしさが一杯でカッコ良いことこの上ない。
ダブルヒロイン?!の伶美うららさんと星風まどかさん。
実質的なヒロインは伶美うららさんだ。
伯父の未亡人とドミトリーとの恋はどこまでも静かで、感情的にはならない。
お互いに、心の奥底で想っている。
深いところで愛していて、恋とは違うかもしれない。
やっぱり、深い愛だなぁ。
このまぁ君とうららさんの醸し出す雰囲気は、やっぱり大人の情感が一杯だ。
星風まどかさんの皇女は、快活な娘でドミトリーに憧れているだけ?という雰囲気だった。
もう少し、ドミトリーに健気に恋する乙女であったなら、共感出来たかもしれない。
もともと、そのような人物の描き方なのか?
登場人物の心情の描き方が全体的に浅く感じた。
アッキーさん扮するドミトリーの友人、貴族将校コンスタンチンとジプシーであり活動家の姉との恋の描き方も浅かった。
貴族とジプシーの根本的な違いを見せつけられる場面は良かったけど…二人の別れは呆気なくてあんなもの?
初見なので、色々と感じることが多いかもしれない。
決して不満足ではない!
あっ!愛月ひかるさんの熱演は凄かった!
印象に残った配役は以下のとおり。
観れないけれど、新人公演も楽しみな配役だ。
○ドミトリー・パブロヴィチ・ロマノフ【皇帝の従兄弟、帝国軍人】朝夏 まなと(新人公演)瑠風 輝
○フェリックス・ユスポフ【ユスポフ家の嫡男、ドミトリーの旧友】真風 涼帆(新人公演)鷹翔 千空
○大公妃イリナ(イレーネ)【セルゲイ大公妃、皇后アレクサンドラの妹】伶美 うらら(新人公演)夢白 あや
○皇女オリガ【ニコライ二世の長女】星風 まどか(新人公演)天瀬 はつひ
○皇太后マリア【ニコライ二世とクセニヤの母】
寿 つかさ(新人公演)花菱 りず
○大公妃クセニヤ【ニコライ二世の妹、アリーナの母】
美風 舞良(新人公演)はる香 心
○ジナイーダ・ユスポワ【フェリックスの母、女相続人】
純矢 ちとせ(新人公演)華妃 まいあ
○コンスタンチン・スモレンスキー【近衛騎兵将校、ドミトリーの同僚】
澄輝 さやと(新人公演)真名瀬 みら
○皇后アレクサンドラ【ロシア帝国皇后】
凛城 きら(新人公演)小春乃 さよ
○ニコライ二世【ロシア帝国皇帝】
松風 輝(新人公演)秋奈 るい
○ラスプーチン【宗教家、呪術師】
愛月 ひかる(新人公演)留依 蒔世
○家令ポポーヴィッチ【セルゲイ大公家の家令】
星吹 彩翔(新人公演)湖風 珀
○ラッダ【ゾバールの姉、ジプシー酒場の歌手】
瀬音 リサ(新人公演)星風 まどか
○ウラジーミル・ボルジン【近衛騎兵将校、ドミトリーの同僚】
蒼羽 りく(新人公演)希峰 かなた
○イワン【農夫】
風馬 翔(新人公演)水香 依千
○ロパトニコフ長官【内務省警察部長官】
美月 悠(新人公演)若翔 りつ
○ガリツキー将軍【軍部の重鎮】
星月 梨旺(新人公演)穂稀 せり
○ゾバール【活動家、ジプシー酒場のダンサー】
桜木 みなと(新人公演)優希 しおん
○マキシム【活動家、ジプシー酒場のダンサー】
和希 そら(新人公演)潤奈 すばる
○エルモライ【活動家、ジプシー酒場のダンサー】
秋音 光(新人公演)愛海 ひかる
○皇太子アレクセイ【ニコライ二世の長男】
花菱 りず(新人公演)栞菜 ひまり
○ロマン・ポチョムキン【近衛騎兵将校、ドミトリーの同僚】
瑠風 輝(新人公演)風色 日向
○ミーチャ【ラッダとゾバールの弟、ギター弾き】
優希 しおん(新人公演)碧咲 伊織