百花繚乱の春。
被災地は花の季節を迎えていました。
折からの荒天の中、東北自動車道を一路福島県へと急ぎます。
道はあちこちに補修の跡があり、高速道路とは思えない凹凸や段差が
ありました。
栃木県に入ったころから周囲は桜の花盛り。木々の梢が萌えだした山並みや高原の道沿いには、今が見ごろの桜の木々が立ち並んでいます。
霧に煙る桜の木々はまさに薄墨を流したごとくのたおやかな風情。被災地にも春は等しく訪れていました。
私たちが被災地に向かったのは一時保護をする被災ワンニャンをお迎えに行くためでした。
そして、被災地から我が家にやってきた一時保護犬がこの子です。
オスの成犬で、推定年齢は10歳以上。ふわふわむくむくの縫いぐるみみたいな子です。体重は13キロ。長毛なのに、毛が絡んだり、ひどく汚れていないし、とてもフレンドリーで愛嬌物なので、きっとお家で大切に可愛がられていたはず。
保護犬の中には飼い主不明の放浪していた子もいれば、飼い主さんがいろいろな事情で今は飼うことや一緒に居ることが出来ない子がいます。
この子は飼い主が不明な子。でも、可愛がられていた様子を見ると飼い主さんが無事ならば、きっと探しているはずだと思います。
仮の名前を「希(まれ)」と名付けました。復興の希望と災害を乗り越えた希(まれ)な生命力。力強く生きて、復興の日本を証しして欲しいと願って付けました。
希(まれ)のことは、また改めて詳しくご紹介します。
頭にラッキー7のマークを付けている可愛い
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