ポングリびっくりチンドンポン遊記

●絵描、裁縫、木工、廃材アーティスト、楽器弾き。

ミャンマーの事件の映像公開を真剣に考えなければならない。

2007年09月29日 01時32分02秒 | ポングリの日常
 ミャンマーで27日、反政府デモの取材中に日本人ジャーナリスト・長井健司さん(50)が撃たれて死亡した事件で、その瞬間の映像が公開された。長井さんは、至近距離から狙い撃ちされたように見受けられる。

日本のニュースでは、珍しい事だ。

色んな方のBLOGを拝見すると、映像が公開された事に賛否両論な様子。

人が殺された映像を日本のニュースで公開するのは、慣れていない分かなりショッキングな事だが、今まで公開されていない分、いかに人の命の大事さが身近でなかった事がわかる。

人を簡単に殺してしまう今の日本。
敵を殺してもリセットボタンを押せば生き返ると言うリアルなゲームの普及。
一説によると「生き返り」を本気で信じている子供達もいると言う・・・。

体罰や子供同士の喧嘩ですぐにくそったれな親が出てきて、殴られた痛みなど全くわからない子供達。

「ムカついた」と人を簡単に殺す「キレる」のがカッコいいと思い込む子供達。

すべて情報操作されている大人達の責任。

なので今回の映像を公開した事は間違っていなかったんじゃないかと僕は思う。


「あのニュースすごかったな~」とか「可愛そう」などの低レベルな問題ではない。
肝心なのは、公開した!、公開するな!の問題ではなく、どう捉えるかだと思う。

なぜ長井さんがミャンマーにいたか、ミャンマーで今どんな事が起きているのか、まずそこから興味を持たないと。

当然「危ない場所に行くから悪い」なんて意見はお話にもならない。

長井さんの口癖は・・

「誰も行かない場所には、誰かが行かなければならない。」

この言葉を胸に一度考えて欲しい。

ご冥福を祈ります。