世界の中心で吉熊が叫ぶ2

身長15センチの吉熊くんと生きる独身OLの暮らし

人生時間

2025年01月28日 | 日記
「一月往ぬる 二月逃げる 三月去る」とはよく言ったもので、気付けばもう二月に差し掛かろうとしている。早い!ついこの前、楽しいお正月を迎えたばかりなのに。このままだと二月も、いや今年も、一瞬で終わりそう…。

原田宗典先生の「おきざりにした悲しみは」を読んでいる。
つい先日、この作品についてのイベントがあったらしくそのまとめを読んでみた。


原田宗典『おきざりにした悲しみは』刊行記念イベントレポート(紀伊國屋書店新宿本店)


どうやらムネノリ先生は私と同じ緑内障らしい。ボール投げがきっかけというのも私と同じ(私は甥っ子とのボール投げで気付いた)。

以下、抜粋。



1つは歳をとったということですね。いま僕は65歳ですけど、昔、24歳のときかな、先輩に「原田、おまえ“人生時間”って考え方があるの知ってる?」って言われて、いや知らないな。何それ? って聞いたら「自分の歳を3で割るんだよ。その数字が人生時間。おまえいま24歳だろう。3で割ると8。8時だよね。8時っていうと、まだ仕事なんて始められないだろう。全然仕事になんないじゃん。27歳になったら9時。やっと仕事が始まるぐらいかな。30歳になると10時。まあ午前中の仕事がだんだんできてくる時間だよね。」と。なるほど。36歳になると12時、お昼休みですね。そういうふうにできてるみたいなんです。みなさんもご自分の年齢を3で割ったらいま何時にいるかってことがわかると思います。けっこう納得がいくんですよ。



出た!人生時計!私はムネノリ先生のエッセイで学生時代に「人生時計」を知った。
当時まだ二十歳ぐらいだった私は「20÷3で、だいたい7時ちょっと前。そうね、まだ社会人として未熟よね」と納得した。
今は46歳。もうすぐ47歳になる。
47÷3。16時少し前。そう、窓の外の光が陰りはじめ退勤を考える時間だ。
人生に置き換えると50歳の壁の向こうに定年がチラつきはじめたり、上記のように緑内障や諸々のガタがくるようになり、なんとなく「もう勢いがなくなった」と感じはじめるころ。

でも老いることは悲しいことではない。
私、10代、20代、30代よりも今が一番幸せなのだから。
そりゃあ先祖が見たら泣くぐらいの酷いパワハラも受けたし、大病もしたし、緑内障も患っているけれども、色々なことを経験した分、物事を俯瞰して見られるようになった。優しい同僚や見守ってくれてる家族のおかげもあるが、総じてストレスが減った≒幸せ。

16時前の穏やかな人生時間を噛みしめている。
それが今の私。

ということでもうすぐ誕生日。
肉の万世からバースデーカードが届いた。
あまり利用しないにもかかわらず、毎年律義に送ってくれる。
誕生日特典として、インスタントカメラで撮影してくれたり、あとビールが無料になるんだっけな。行かなくちゃ!!


昨日のバリウムのせいでどうも胃腸の様子がおかしい。
なので今夜の夕食はサクッとコンビニの総菜。
クラムチャウダーとからあげクン 北海道チーズ。




明日は甥っ子ちゃん、姪っ子ちゃんに会いに行く。
わくわくま。

体調を整えないと!!早く寝よう!!