コーヒー・ブレイク

故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る

古典を愛す

2014-03-09 | 日記
温故知新。
ふるきをたずねてあたらしきを知る。

古い書物はいい。
色あせて茶色くなっていたりシミだらけになったような古い本。
開くとかびくさい匂いがしてきたりする。
ところどころに赤線が引いてあったり、へたな字で書き込みがしてあったりする。

先日、ふとしたことで昔読んだことのある「ヘンリー・ライクロフトの私記」という
本のことを思い出し、家じゅうさがしてみたが見つからなかった。
あきらめていたところしばらくして書店に飾ってあるこの本を見つけた。
うれしくなった私は手にとる間もなくレジへ持っていって支払いを済ませていた。
あまりのそっこーでわれながらおかしかった。

文庫本だがしゃれた装丁で、あきらかに最近発行されたものだ。
著者はジョージ・ギッシング。訳者は池 ひろあき氏

読みはじめると昔読んだ記憶がよみがえる。
どうしてこんな本が好きだったのだろうか、などと思い、感慨にふけりながら読んでしまう。

  「二つのことがあって、時折ロンドンが恋しくなる。輝きにに満ちて奥深い名手のバイオリ   ンや、完璧な技巧でたっぷりと余韻が尾をひく歌手の声楽が聞きたいのと、絵が見たいの   と、この二つだ。音楽と絵画は何をもってしても代えがたい心の支えだ」

黄色いマーカーを入れ、付箋をつけておいた箇所である。
昔はそんなものはなかったから、赤鉛筆で線を引いたところであったにちがいない。

懺悔の火曜日なのに

2014-03-03 | 日記
マルディ・グラ(Mardi gras)は世界三大フェスチバルの一つといわれているらしい。
パレードを一度見て、いや、一度参加してみたいものだ。
シドニーでは一万人もの人出でにぎわったとのこと。

ちなみに、三大フェスとは、あと何か?
スペインのトマト・フェス(トマト祭り)は絶対入るな。
エル・コラチョも奇祭といわれている。

奇祭といえば日本の裸祭りも奇祭なんだろうな。
ふんどしいっちょうで神輿をかついで歩くっていうのは
日本人にとっては珍しくないけどね。

雨の日は自宅で映画

2014-03-02 | 日記
降り続く雨。止みそうもない。
こんな日は映画でもみよう。
きょうはHDDに録画しておいた洋画「フライド・グリーン・トマト」を見る。
'91年のアメリカ映画で原作はファニー・フラッグ。監督はジョン・アブネットという人。
両方ともはじめて聞く名前。
俳優の名前もはじめて聞く。
得られる情報はこれくらい。
だがなまじっか知っているよりこのほうがかえってよい。
先入観なしで見れるから。
映画は一言で言うと佳作だった。原作は知らないが脚本が見事で巧みに構成されている。
HDDに数多く取りためてある映画のなかでもブルーレイ・レコードに記録しておく価値あり。
きょうはこれを見ただけで得をした気持ちになれた。
めったにないことだけれど。