「ミランダ殺し」 マーガレット・ミラー

人を中傷する手紙を匿名で書き続けている偏屈な老人

人をムカつかせるだけのバカな悪ガキ

中身の無い女ったらし

真面目だけど乾いた人生を送っている女

夫が財産を残してくれたと信じている世間知らずの初老の美人

元軍人

その妻で、つねに文句ばかり言っている女

その娘たちでいつまでも大人になれない二人の女

・・・・・・

なんていう人たちが登場する。
舞台は会員制の高級なクラブ。
金持ちたちが集い、
プールに入ったり、ただおしゃべりしたりするのだ。


そんな中で
そもそもどんな事件が起きるのか
行方不明のミランダはどこに行ってしまったのか、

なんてことを考えながら
あまりにもバカげた、面白い登場人物に引き込まれてしまう。

何が起きるのかもわからないままに読み進んでしまうのだ。

ラストは・・・
これは好き嫌い別れるんじゃないか。

キツネにつままれたようになってしまうよ。