なんで宴会“部長”って言うの?
感覚的には、宴会“平”って感じだ。
あるグループに所属して7年目。
2年目位から宴会部長職に就任して
以来、ずっとレストランの予約やプチ旅行の手配などの取りまとめは
シウの仕事になっている。
先日もプチ旅行を企画した。
参加者は11名、女子ばっかり。
ブルーベリー狩り→地元の名物料理ランチ→紫陽花で有名な寺→近辺で有名なケーキ屋さんでお茶。
そんなコース。
皆さんに好評で、とっても楽しかったよ!
夏休み明けにまた何か企画する予定。
===========
そんなグループの中に
Kさんがいる。
彼女は昨年から参加している、シウよりちょっと年上の人。
そのKさんは沢山土地を持っていて、
その昔は造り酒屋もやっていたという。
彼女は3人姉妹の長女なのだけど
家を継ぐ、というのが当然の状況で
東京の大学を出て就職していたのに、この地方に戻り、
お見合いをして結婚したとのこと。
ご主人は彼女の戸籍に入った。
その結婚だが、
彼女はお相手が絶対にイヤで、
極力結婚前には会わないようにしていたそう。
でも周囲に“お婿さんに来てくれる人なんて、そうそういないから。”と、
結婚を強要されたんだって。
で、結婚前に仕方なく会わなきゃならない時もあって
そういう時は全身になんと、ジンマシンが出たらしい。
新婚旅行にもジンマシンの薬を持参したって。
何時代の話だ?
それをシウは人伝に聞いたのだけど、
思わず、
「じゃ、結婚前に寝てないのかな~?」
と言ってしまった。
若干、引かれちゃったけど、
その疑問、当然じゃん?
好きでも無い人と結婚するなんて、
1ミクロンも理解できないよ。
(今度、本人に、結婚前に・・・って話は聞いてみるね。)
とはいえ、
Kさんの話を聞いていると、
何時代?って思うことが多い。
たとえば、彼女の話には普通に
「農地解放で小作にだいぶ土地を取られた。」
なんていうセリフが出てくるのだ。
それって、歴史の教科書に乗っている語句じゃないの。
農地解放とか、農地改革、ついでに小作、とか。
でも彼女の中ではつい最近みたいな感じ。
Kさん、アラフォー・・・・(っていうか、そろそろアラフィフか)
う~ん、
シウとはまったく別な人生を生きているんだな。
きっと物心ついたころから
親や祖父母から、そんな話を聞かされ続けているのだろう。
やれやれ、だ。
ところで、
そんなKさんの“地主ネタ”で盛り上がると、
グループの中のアラ環のHさんと、アラフィフのIさんが激しく反応。
「うちも、見渡す限りうちの土地だったのを農地解放で取られた!」
と口をそろえる。
HさんとIさんは、かなりの負けず嫌いで
人の話を、たいてい自分の話にしてしまう。
シウは密かに彼女たちを見て、自分のそんな癖は直さなきゃと学んでいる。
ひとしきり土地を沢山持っている苦労話で盛り上がっていた。
なにしろ固定資産税がすごいから
親の年金は全部税金で取られるとか、
植木屋さんに毎年大金を払うとか。
ふーん、なんか大変そう・・・・。
================
シウみたいな東京下町っ子にはまったく理解できないが
田舎で大量の土地を持つことなんて、たいしたことじゃないと思う。
一坪何千万という東京ならいざ知らず、
こんなド田舎で広大な土地を所有してても
売れるわけでもなく、単に昔の栄光を誇示しているだけ。
しかも誇示されても、なんら羨ましくない人もいるから
狭い彼らのテリトリだけでの見栄みたいな感じだ。
それに支配されて、
好きでもない男と結婚したり、
近所から苦情が来るから木や草の始末に明けくれたり、
大金をつぎ込んでいる。
農地解放しても
彼らはまったく土地から“解放”されていないんだよね。
もちろん、人の好き好きだから
なにより土地を守って行くことが大事ならし方ないけど。
しかし、かなり上手くやらないと、
そんな大切な土地も相続の段階で無くなってしまいそうだ。
================
なんてことを思って、
帰宅して、友人のTさんにメール。
「Hさんと、Iさんの地主対決面白かったね。
でも、Tさんの方がたくさん持っているんじゃないの?」
すると、Tさんから返事。
「うちはたいしたことないよ。
でも本当に持っている人は黙っているんだよ。
Sさんは、HさんやKさんやIさんとは単位が違う大地主だもの。」
へ~~~!
地主談義のその場にいたSさん。
黙って聞いているみたいだったけど
なんとSさんはいくつも山を持っているような大地主なんだとか。
恐れ入谷の鬼子母神だ。
宴会部長のシウ。
なんだか自分が地主たちを楽しませる“使いっぱ”的な、
そんな気分。
ということで、
これからはそのグループを密かに
“チーム・地主”と呼ぶことにするよ。
感覚的には、宴会“平”って感じだ。
あるグループに所属して7年目。
2年目位から宴会部長職に就任して
以来、ずっとレストランの予約やプチ旅行の手配などの取りまとめは
シウの仕事になっている。
先日もプチ旅行を企画した。
参加者は11名、女子ばっかり。
ブルーベリー狩り→地元の名物料理ランチ→紫陽花で有名な寺→近辺で有名なケーキ屋さんでお茶。
そんなコース。
皆さんに好評で、とっても楽しかったよ!
夏休み明けにまた何か企画する予定。
===========
そんなグループの中に
Kさんがいる。
彼女は昨年から参加している、シウよりちょっと年上の人。
そのKさんは沢山土地を持っていて、
その昔は造り酒屋もやっていたという。
彼女は3人姉妹の長女なのだけど
家を継ぐ、というのが当然の状況で
東京の大学を出て就職していたのに、この地方に戻り、
お見合いをして結婚したとのこと。
ご主人は彼女の戸籍に入った。
その結婚だが、
彼女はお相手が絶対にイヤで、
極力結婚前には会わないようにしていたそう。
でも周囲に“お婿さんに来てくれる人なんて、そうそういないから。”と、
結婚を強要されたんだって。
で、結婚前に仕方なく会わなきゃならない時もあって
そういう時は全身になんと、ジンマシンが出たらしい。
新婚旅行にもジンマシンの薬を持参したって。
何時代の話だ?
それをシウは人伝に聞いたのだけど、
思わず、
「じゃ、結婚前に寝てないのかな~?」
と言ってしまった。
若干、引かれちゃったけど、
その疑問、当然じゃん?
好きでも無い人と結婚するなんて、
1ミクロンも理解できないよ。
(今度、本人に、結婚前に・・・って話は聞いてみるね。)
とはいえ、
Kさんの話を聞いていると、
何時代?って思うことが多い。
たとえば、彼女の話には普通に
「農地解放で小作にだいぶ土地を取られた。」
なんていうセリフが出てくるのだ。
それって、歴史の教科書に乗っている語句じゃないの。
農地解放とか、農地改革、ついでに小作、とか。
でも彼女の中ではつい最近みたいな感じ。
Kさん、アラフォー・・・・(っていうか、そろそろアラフィフか)
う~ん、
シウとはまったく別な人生を生きているんだな。
きっと物心ついたころから
親や祖父母から、そんな話を聞かされ続けているのだろう。
やれやれ、だ。
ところで、
そんなKさんの“地主ネタ”で盛り上がると、
グループの中のアラ環のHさんと、アラフィフのIさんが激しく反応。
「うちも、見渡す限りうちの土地だったのを農地解放で取られた!」
と口をそろえる。
HさんとIさんは、かなりの負けず嫌いで
人の話を、たいてい自分の話にしてしまう。
シウは密かに彼女たちを見て、自分のそんな癖は直さなきゃと学んでいる。
ひとしきり土地を沢山持っている苦労話で盛り上がっていた。
なにしろ固定資産税がすごいから
親の年金は全部税金で取られるとか、
植木屋さんに毎年大金を払うとか。
ふーん、なんか大変そう・・・・。
================
シウみたいな東京下町っ子にはまったく理解できないが
田舎で大量の土地を持つことなんて、たいしたことじゃないと思う。
一坪何千万という東京ならいざ知らず、
こんなド田舎で広大な土地を所有してても
売れるわけでもなく、単に昔の栄光を誇示しているだけ。
しかも誇示されても、なんら羨ましくない人もいるから
狭い彼らのテリトリだけでの見栄みたいな感じだ。
それに支配されて、
好きでもない男と結婚したり、
近所から苦情が来るから木や草の始末に明けくれたり、
大金をつぎ込んでいる。
農地解放しても
彼らはまったく土地から“解放”されていないんだよね。
もちろん、人の好き好きだから
なにより土地を守って行くことが大事ならし方ないけど。
しかし、かなり上手くやらないと、
そんな大切な土地も相続の段階で無くなってしまいそうだ。
================
なんてことを思って、
帰宅して、友人のTさんにメール。
「Hさんと、Iさんの地主対決面白かったね。
でも、Tさんの方がたくさん持っているんじゃないの?」
すると、Tさんから返事。
「うちはたいしたことないよ。
でも本当に持っている人は黙っているんだよ。
Sさんは、HさんやKさんやIさんとは単位が違う大地主だもの。」
へ~~~!
地主談義のその場にいたSさん。
黙って聞いているみたいだったけど
なんとSさんはいくつも山を持っているような大地主なんだとか。
恐れ入谷の鬼子母神だ。
宴会部長のシウ。
なんだか自分が地主たちを楽しませる“使いっぱ”的な、
そんな気分。
ということで、
これからはそのグループを密かに
“チーム・地主”と呼ぶことにするよ。
私達の祖父祖母の時代で、私達の父母は確かにまだ子どもだったかもだけど、たった3代前の話だし(笑)
未だに本家分家なんて話も大阪市内では聞くし、「横溝正史」みたいな話よりも現実はもっと怖いかも(笑)
我が家は父の実家は全く何の資産もないけれど、母の実家は新潟で田んぼを何町も持ってたけど、やはり農地改革で・・・なんて話を私も幼い頃から聞かされてたなぁ。。。
でね・・・いつまでも田んぼに固執しているような母の実家よりも、農地解放で得た農地を処分して他の仕事を始めた分家のほうが出世している現実もあるんだよね(笑)
農家の本家ってなかなか大変みたいです。
どこぞの国が70年前の恨みを忘れずにいることには批判的なのに
自分たちだって、けっこう70年前のことに縛られているケースが多いな~ってことを思いました。
シウの方なんて田舎だから
やっぱり本家分家は重大問題みたい。
たいていは広大な土地を抱えて沈没寸前です。
シウの嫁ぎ先は別にたいしたことない家ですが
やっぱり最初に女の子を産んだ時は
ものすごい言われようでした。
後継ぎとか、最重要課題なんですよね。
アホらし。
おっしゃるとおり、
“小作”だった人たちの方が出世してることが多い!
多分、無駄な見栄が多いことが敗因じゃないかと思います♪