顔を変えての再登場

この先、５年間は通院していかなきゃならないシウ。

っていうか、
この先５年間、通院するのはこのためだけ
っていう状況だったら良いかなとも思うけど。

２ヶ月間入院していた病院だから
退院する時には
看護師さんたちとお別れするのが寂しかったり
かといって
もう２度と帰りたくないとも思ったりだったんだけど
久しぶりに行ってみると
なんだかほんのりと懐かしく
ホっとしたりして複雑な気分。

でも自分で運転する車で来られる幸せもかみしめた。


経過は良好で
次回検診は来年３月初めとのこと。


帰り際に
お世話になった看護師さんとばったり。

シウが、
「その節はお世話になりました。」
と挨拶するも
一瞬、彼女はシウが誰だか分らなかった！

入院中はスッピンでならしたシウも
今となっては
「スッピンで外出する位なら、死んだ方がマシ。」
という昔の状態に戻っているからだ。

しかしわからなかったのは一瞬、
次の瞬間、
「全然・・・」と言葉をのむ看護師さん。

おそらく「全然別人みたいだったから。」
と言いそうになったのだろう。

その後、「すごくお元気そうになられましたね～」
と言葉を選んでこられた。

そりゃ、シウだって
ダテに○十年も化粧し続けてないさ。
別人に変身できるくらいじゃなきゃ女じゃないぜ。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

ところで、
主治医の先生は
いつも笑顔でお優しい感じなんだけど
別れ際に
「今年は大変でしたね。」
とおっしゃった。

でも病気が発覚したのが９月の初旬だから
大変だったのはほんの３か月とちょっと。

それをシウの２０１０年にしたくないよ。
楽しいことも沢山あったんだし。
面白い映画も沢山見たし。

今はまだ強烈な体験として残っているけど
そのうちには
「そういえば、そんなこともあったっけな～」
って忘れちゃうくらいになりたい。