『彼が二度愛したＳ』

原題は　deception（ぺてん？）

ヒッチコックをリスペクトしている監督による
ヒッチコック風の味付けってパンフレットに書いてあったけど
う～～ん・・・。かな。

サスペンスは特に秀でたものはなかったけど
なんとなくロマンティックな映像と
美しい女子とヒュー・ジャックマンのラブシーンが素敵。
（あえて、ユアン・マクレガーは抜かさせてもらうよ）

以下ネタバレ・・

最初からワイアットが悪っていうことは当然わかっていて
どんな形でネタバレするんだろうって思っていたんだけど
はらはらする、という感じはなかった。
友達無し、彼女無し、実は欲求不満な寂しい会計士っていう役に
ユアン・マクレガーがぴったり。
めくるめくＳＥＸシーンが沢山出てくるけど
ユアン・マクレガーって
全然セクシーじゃないんだよね。
なぜだ？
それにひきかえ、ヒューは素敵。
“Ｓ”とのシーンは直接的じゃなかったのに
やっぱりヒューの方がずっといいじゃん？って感じだった。
前にユアンと共演したスカジョが
「ユアン・マクレガーとキスしなきゃいけないのがしんどい。」
って言ってたけど
なんとなくタルんだ雰囲気が嫌なのかな～。

当て馬にされるタイプの代表・・でしょうか。

と、物語の筋は関係なく
ユアンのダメさの羅列になってしまった。

ところで、
あの２０００万ドルは置いてこなくても良かったのに。
あの一点は、なんだか格好悪かったよね。

どうせなら
“Ｓ”とスペインの田舎の豪華な家で
祝杯を上げる“ワイアット”が見たかったよ。

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