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「おもかげ」

11/1ファーストデイ。

東京にいたのだけど、
両親のあまりのうるささに辟易して
帰ると嘘をつき車は銀座へ向かう。

シネスイッチ「おもかげ」 → シャンテ「ストレイドッグ」 → ヒューマントラスト有楽町「博士と狂人」の3本をはしご。

映画と映画の間が30分ずつくらいの絶妙な時間割。

至福だった・・・。

そしてそのまま銀座に泊まって、さらに至福・・・。

 

田舎の映画館と違い最近の東京の映画館は飲食の飲は良いけど食はダメなのね。

ってことで、朝4丁目のドトールでサンドイッチを食べたほか何も食べず、
さすがに3本目のヒューマントラストの外のベンチで
ドトールで非常用に買っておいたベーグルを食べた。
非常食を忘れなかったシウ、すばらしいじゃないか。

本題。

 

「おもかげ」はとても美しい、
でも共感性なんとか・・・が発動する
とても痛々しい作品。

まず、主演の女優さんが美しく、
39歳という年齢設定が自然なのに
15歳のジャンが惚れるのもわかるわ~という感じ。
中年の女性も“女性として”楽しみ、それを周囲も認めている社会だからこそ。
日本だと中年の女性の楽しみは他の世代とは相容れない感じだものね。

そして海の景色が美しい。
美しいし、時には癒してもくれるけれど
でもそこにはすべてを飲み込んでしまう恐ろしさも潜む。

エレナが息子を失ったのも海岸。
いったい彼はどうしているのか。
息子を失うのは心底つらいけど
それが行方不明だったら、もう救われることは一生無いと思う。
彼女が見る悪夢はきっと彼女にずっとつきまとう。

本作はいずれ癒える傷という希望、っていうようなテーマと言われているけれど
シウはこの状況はいずれ癒える傷でも希望でもない気がする。
本当に発狂してしまうだろう。

 

http://omokage-movie.jp/

 

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