★we were on a break★

水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

『ファッションが教えてくれること』

2010-08-03 13:21:16 | 映画
世界的にも有名で
『プラダを着た悪魔』や
『アグリー・ベティ』のモデルでもある
アナ・ウィンター。

ファッションに興味の無い男子でも
その名は知っているのでは?

映画館で公開されていたのを見逃してしまって
見たい!!って思っていた作品。
今回DVDで。
2009年制作。

アナ・ウィンターのイメージが固まりすぎてたシウ。
ものすごく怖い、
鬼のような悪魔のような人で
しかもハイ・ファッションの権化みたいな人だと思ってた。

でもそれが全然違くて、
彼女はすごく洗練された優しい目をした人。

ただし、
仕事はキツい。
本当の鬼は“鬼”の姿はしてないんだと思った。

今作でアナはもちろん、主役としてカメラに追われているんだけど
ラストの「他に質問は?」も効いているし。

しかし実は主人公はグレイス・コディントンかも。
グレイスはちょっと不思議な雰囲気の漂う年配の女性。
若いころは売れっ子のモデルだった彼女、
ヴォーグのエディターをしてる。

グレイスの提案にたいして
ことごとく反対をしていくアナ。
それにたいして怒り、反抗するグレイス。
でも彼女は言う
「私は引き際を知ってる。
 アナは引き際なんてことを知らない。」
でもアナ曰く
「グレイスは天才」
天才同志のぶつかり合いがあの素敵なヴォーグを作る。

至上最大ページ数のヴォーグ9月号。
最後には「私の特集だわ」とアナに言わしめる結果に。

スーパーモデルが地位を築き上げ、
女優たちがスーパーモデルを目指し始めた。

これはアナの業績ね。

たしかにシエナ・ミラは可愛いんだけど
やっぱり芸術としてモデルたちの仕上がった写真には
とうてい及ばない。
だけど“シエナ・ミラー”としての価値はまた別で
シエナじゃなきゃ“表紙”の顔はできないのよね。

グレイスは芸術としての高みを目指し
アナは商品としてのヴォーグの高みを目指す。
そんな2人が印象的だった。


ところでエディターの1人
アンドレっていう重量級っぽいアフリカ系の男子。
アナに痩せるためにテニスを勧められるんだけど
そのテニススタイルが最高。

「半そで・半ズボンなんていやよ。」
と、全身ルイ・ヴィトン。
60年代ピアジェの時計(テニスブレスレット風?)で固める。

他にアナの娘がしてるシャネルの時計が良かった。
この間「しあわせの隠れ場所」でサンドラがしてたのと同じ。

ヴォーグなのに
皆さんファッションがシンプル。
でもヴォーグの建物は本当に宝の山だった!

SATCでもキャリーがたまにヴォーグで興奮しているよね。

そういえば、
エルにいたニーナ・ガルシアは今ヴォーグにいるんだっけ?
(追記・ヴォーグなわけないよね。マリ・クレールでした)

あと、アナが一押ししてた新進(当時)デザイナーのタクーン。
公式サイト
この秋もまだテーパードっていうか、
ジョッパーズシルエットのパンツ大丈夫そう。



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