★we were on a break★

お久しぶり!

『NINE』

2010-03-19 19:33:13 | 映画
楽しみにしていた『NINE』
本日公開。

イタリア男たれ。
っていう劇中曲がすごく良かった。
人生を楽しみ、女を愛せ。
実は次に生まれ変わったらイタリア人に生まれたいと思っているシウ。
憧れのイタリア!

たとえばローマの休日だったら
清純なアン王女のバックでそれらしく振舞い、
今作のような物語なら
退廃的な雰囲気を存分に醸し出す。
そんなイタリアという風景。
今作でイタリア人女優はソフィア・ローレンだけみたいだけど
女優陣がそんなイタリアの多面性をそれぞれ受け持って演じていた。
本当に、何一つ、野暮なものなど存在しない国なんだよね。

NINE(9)っていうのは
グイドが女性と愛、その喜びと罪に目覚めた9歳が根底にあるということらしい。
娼婦サラギーナとの出会いのことなんだけど。

沢山の女に愛されながら
「唯一の女性」を決められず、
そのくせ誰からも愛されたくて
賞賛されたい。
心の奥底には初めての体験を秘めていて、
そしてマザコン。

世の中の男性の多くを代表しているといって良い、
グイドという男。


大好きなペネロペと、マリオン・コティヤール。
この二人、なんとなく似ているよね。
悪と善、
黒と白
そんな感じでは?

でもペネロペも時にはヘプバーンのような雰囲気を出すことがあるし
マリオンが汚れ役のような演技をすることもある。
ペネロペのダンスは夢に出てきそう。


出てくると、絶対にその場の“女王様”になってしまう、
相変わらず美しすぎるニコマン。
(でも、人気無いんだよね)


この人↑が一番、日本にはいないタイプかしら。
ファーギー姐さん。
絶対に肉しか食べてなさそう。
日本人で演じられる人がいるとしたら
叶恭子様くらいかも。


お母さん(ゴールディ・ホーン)譲りの愛嬌とショーガールぶりで
ベテランの中に入っても遜色ないケイト・ハドソン。
彼女のダンスも肉感的で見ごたえ十分。


今作ではずいぶんと優しそうに見えた“M”。
ジュディ・デンチのバスト強調ドレス姿も迫力で素敵だった。


そして、そして、この方。
大御所ソフィア・ローレン。
もう怖いものなんて全然無いんだろうな~という貫録が
圧倒的で、しかも演じているのは男にとって“圧倒的”存在の母親だもん。
言うことなしさ。


本能を呼び覚ませ。
愛と夢と笑いを求めて生きろ。
そんな映画だった。


公開中にもう一度、絶対に見に行くよ。



NINE - goo 映画
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