『チェ２８歳の革命』

デル・トロさん、
人気あるのはわかるんだけど、
チェ・ゲバラ役、どうなの～～？
“２８歳”ってどうなの～～？
だったシウ。
シウにとってもけっこう英雄であるゲバラは
やっぱりガエル・ガルシア・ベルナル↓なんだよね。


とはいえ、
この作品、面白かった。

押し付けがましい演出はされず
ゲバラの人間的な側面をよく描いていたと思う。
英雄の自伝ではなく、
ゲバラっていう興味深い人について
事実を淡々とつづる、っていうスタイル。

あらためてゲバラという
自分の恋人だったらすごく困るけど
国を背負うなら、少しでもこの人の要素のある人にやってほしいというカリスマの
魅力を再確認しました。

デル・トロはやっぱり４０を過ぎたオサーンで、
ゲバラのような精悍さが無いし
ドラゴンアッシュのお父さんにそっくりなんだけど
優しい顔は素敵だった。

“無私”であることが
英雄の最大の条件。
と思うと、今の日本に英雄は居ないよね。
ラストシーンの、敵兵の車を返して来いと指示するゲバラ。
キューバで得た地位を全て捨てて
新たな闘いの場に飛び出してしまうゲバラ。

今作でゲバラに親しみを持ってしまった分、
「別れの手紙」が辛いかもしれない。

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