すごく良い映画だった。
栄光の時を共に過ごし、
愛し合いながら一緒に年を重ねた…はずだったけど
長年なんとなく我慢し続けたことが
ちょっとしたきっかけで爆発してしまう。
本作の場合、“ちょっとした”ではないけど。
妻のラヤが本当にかわいらしくて、
強引な“男らしい”夫にきっと黙ってしたがってきたのだけど
自分の方が順応性もあって、
新天地で新しい生活になじんでいく。
そんな中で夫のヴィクトルはなんとなく頼りない。
嫌な面が目に付くようになる。
でもある出来事をとおして、
やっぱり夫との長年の暮らしは正しいものだったんだなって思う。
そんな夫婦人生の分岐点が描かれて、
自分のことも振り返ったりして、
素敵な時間を過ごせた。
ラヤ役の女優さんは、声の演技がお見事。
彼女は実際に声優さんとしてのキャリアもあるようだ。
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