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『王の男』・・・劇中劇のシーンがみどころ

朝鮮王朝、燕山君(ヨンサングン)という暴君で有名な王の時代。
王様は普通宋とか祖とかで表される(呼ばれる)のに、
あまりにもアホな王様だったので“君”扱いなのだそうです。
この王様はクーデターで倒されるのですが
その後に担ぎ出された王が
チャングムでお馴染みの中宋(チュンジョン王)とのことです。

この作品のように
普通なら身分が低くて相手にもされない芸人を宮中に上げたり、
キーセン文化を花開かせたり、
現代は暴君ということのほかに、
良いこともしたように思っている人もいるとか。


芸人の“アニキ”チャンセン演じるカム・ウソンも
美しい女形コンギルを演じるイ・ジュンギも、
シウは初めての俳優さんですが、
カム・ウソンは勢いがあるし、
イ・ジュンギに至っては本当に美しくて、
今後もなんとなく注目していきたいと思ってしまいました。

物語はもっと陰謀がドロドロしているのかと思いきや・・・。

でも劇中劇や芸人の風情が興味深かったです。
それに韓国の色彩ってやはり独特で綺麗。
先日の『マリー・アントワネット』と好対照ですね。

ところで2000人ものキーセンを周囲にはべらせ、
美女ずくめなわけなんですが
そんな暮らしをしてると“男子”にも興味出てきちゃうのかな・・・。
それとも単に友達が欲しくなっちゃうのでしょうか。

王の男
コメント ( 4 )
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コメント
 
 
 
この映画・・・ (しんちゃん)
2007-01-26 00:00:17
 昨年観た外国映画のBEST10に入れた私。
それくらい素晴らしい映画だと思うんだけど、ただ一点気に入らないのは、「差別」をすることが笑いの基本なんだけど、盲人のギャグはなぁ・・・って思ったのね。

 日本の落語でも、そういった障害を持つ人を笑いのネタにすることは多いし、つい30年ほど前のTVや映画でも「差別用語」がバンバン出てきます。ひょっとしたら、それを見てみぬ振りをするんじゃなく、ちゃんと個性として笑って上げられてた世の中の方が「自然」だったかもしれないけどね。
 
 
 
しんちゃん (シウ)
2007-01-26 00:11:18
昔は見世物小屋もあったみたいですしね。

障害者を笑いものにする芸は最低だと思いますが、
どんな人の事もその人の中にある笑える部分をネタに笑うのが面白いんでしょうね。
王様にも重臣にも、
真面目な人にも不真面目な人にも、
どんな人にも笑えるところがあるものです。
その点、この暴君は自分を笑いにした芸で笑える、
心にちょっとは余裕のある人だったのでしょうか。
それに引き換え、重臣たちの反応はアホでしたね。
 
 
 
ウソン (ちゃぎ)
2007-01-26 07:39:10
私、この映画、イ・ジュンギを見に行ったつもりだったのですが、 カム・ウソンにやられました。 この映画まで 知らない俳優さんだったのですが、 素晴らしい俳優さんですよね。 劇中劇の部分や綱渡り、歌も芸人として説得力ある演技だったと思いました。
ジュンギ君は「ホテル・ビーナス」の時にも存在感ある俳優さんだったけど。 ここでは期待が大きすぎて、ちょっと物足らなかったかな。
韓国の民衆のの性をおおらかに祭りなどで腰をふったりして・・って本で読んでいたので、 ああ、これなんだーーって嬉しかったです。 でも宦官の’無’って、股の部分にあるの大笑い!
 
 
 
ちゃぎさん (シウ)
2007-01-26 21:43:17
シウはまったく前知識が無かったので
イジュンギさんに感動できました。
カムウソンさんも迫力ある、あの長髪が似合うお顔立ちでしたね。
無っていうの、面白かったです。
漢字ってこういうとき味わいありますよね~。
 
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