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「紙の月」

原作を読んでいたら、感想もちょっと変わったかも。
ネットで原作をざっと見た感じでは
映画はだいぶ状況が違うような気がします。

ネタバレ注意です。



宮沢りえちゃんが痩せすぎ!
健康的なイメージは全くなく、
色気も全く無く
ということで、ベッドシーンはお粗末&痛々しい。
それが演技ってものかもしれないけど。

シウとしては
主人公の梨花にいっさい共感できないのは
自分が幸せってことなのかなと思うけど
映画版だけでは
夫だってそんなに悪い人でもないし
(ここが原作ではだいぶ違う様子)
若い彼氏のことだって、梨花がどんどんダメ人間にしちゃうわけだし
梨花のやったことは同情の余地なし、って思っちゃう。
たとえば夫からモラハラ、DVを受けているとかならわかるけど。

でも原作者は“男に貢ぐ”女を描きたくなく
能動的に金を使った恋愛をする女を描きたかったとのこと。

自分が夫から金の力で所有されていると感じていたら
その逆を若い男にやってみたっていいだろうってことなんだろうか。

結局、小さい頃から“病的”にモラルの大事な部分が欠落していた、
そういう女だったのだ。
何かのはずみでその“悪”の面が出てしまったということなら
彼女のしたことに理由なんて見出そうとするのが間違っている。

恐ろしいのは、そんな悪が自分にも住んでいるんじゃないかと思うこと。

いやいや・・・
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