安・・・！

「あなたって、ホワイトデーという行事があるの、知ってる？」

と、先日のホワイトデーで、シウが言ったら、
「じゃ、これあげる。」と、
昔自分用に買った指輪をくれたシウ夫。
出会ってから今まで○○年、
すべてのホワイトデーを忘れたことをチャラにしてあげてもいいようなプレゼントだったけど
いかんせんサイズが大きい。
リフォームするしかない。

「リフォーム代もください。」


それは置いておいて、
リフォームといえば
婚約指輪のサイズ直しをしようと思い立ったシウ。

というのも
シウが婚約した○○年前、
シウは現体重マイナス１５キロ。

服のサイズは７号どころか、５号だって入っちゃったという
人生最高の時代。
もう戻らない・・（号泣）、な時代。

もちろん、左薬指のサイズも細く
５．５号、というありえない数字のサイズだった。

そんなの今じゃ爪の先しか入らないし
小指にしか入らない。

で、ずっとタンスのこやしになっていた。

それを思い出したのだ。


ホワイトデーにもらった太い指輪を新たなたんすのこやしにして
婚約指輪を復活させよう！

本日デパートのリフォームのコーナに。


サイズを測ってもらって
長らく何もはめていなかったシウの薬指のサイズを測ると
１０号になっていた！

およそ倍！

時の流れの無情を感じるな。

人間的厚みも倍、いやそれ以上になっているから、いた仕方なし。

（人間的厚みって、文字通り“厚み”だから泣ける・・・）



そんな感慨に一瞬ふけってしまった。


ところで、
指輪のサイズ直しはけっこうお安いことを知った。
プラスマイナス５位は工賃７０００円位でできるとのこと。
そこに５．５号を１０号にするための地金代がかかるけど
それもたいした金額ではなかった。


ロッテンマイヤーさんみたいな単眼鏡で
しきりに指輪を眺めていたお姉さん、

「指輪の裏に文字が彫ってありますが・・・」
と言いだした。

「何て？」とシウ。

「○○年　（夫頭文字）to（シウ頭文字）とありますよ。」
とお姉さん。


そんなの彫ってあったっけ・・・・？？？？
まったく知らなかったんですけど。
っていうか、忘れていたんだな～～～
と、またもや感慨深いシウ。

そして
「あ、消しちゃっていいです。」
と、即答。

しかし、心の綺麗なお姉さんは
「ご存知なかったんですか？」
と、（私は結婚してもこんな女のようにはならないっていう気持ちをまったく見せず）
なんとなく驚き、
「彫りなおすこともできますよ。」
と、優しく提案してくださった。

「そんなのしなくていいです。」
と、シウ、またもや即答。


しかし、心の綺麗なお姉さんはさらに、
「６３０円ですが・・・」
と、提案。

シウ、しばし考え・・・・

「ま、そんななら彫りなおしておいてください。」
と依頼した。


って、“しばし考え”るな！

１０５０円だったら
「消してください。」
と答えていたかもしれない自分が悲しい。



相手が変わったわけでもないし
シウの大好きなシウ夫からのプレゼントだから
今考えれば、メッセージを彫りなおしてもらって良かったかも。
（とはいえ、消しても後悔してなかったと思うけど）


今月末に出来上がるとのことなので
けっこう楽しみ。

ただし、サイズが激変なので
指輪が真円にはならないかも・・・だって（号泣）