大好きなイップ・マンシリーズ、とうとう完結してしまった。
武術は戦うための技だが
中国武術の精神は儒教であり、
武術の徳は仁。
他を自分と同じように扱うのが仁
武力で民に圧力をかけるあなた方は
中国武術に値しない。
っていうのは、「イップ・マン 序章」でのイップ師匠の言葉。
これは在中国の日本軍人に向けられた言葉だけど
これぞ中国の何千年も前からの教えなのだと思う。
今はどうあれ、
やっぱり長い歴史のある国はすごいと思う。
それがさらに表現されているのが
今回の「イップ・マン 完結」。
戦いの相手はサンフランシスコの中国社会を差別し目の敵にする海兵隊のアメリカ人たち。
彼らが近接戦の“最強”の技とするのがKARATE(空手)っていうところが笑える。
皮肉がききすぎ。
「黄色いサルたちの武術なんて認められない。最強なのは俺たちのKARATEだ!」
とか言わせるのが嫌味だな~。
今回もものすごくかっこいいイップ師匠。
ドニー・イェン最高。
強烈な強さと優しい人柄が合わさる人物を
ドニー・イェンならではの演技力で見事に演じている。
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