お久しぶり!
★we were on a break★
「フライト」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/a0/0dd7b5bd08325313d704d51e6391de62.jpg)
デンゼル・ワシントン、外れなし。
楽しみにしていたフライトを
公開日に見てきた。
以下、ネタバレしてます。
英雄か、そうでないか。
素晴らしい操縦技術で多くの乗客の命を救った機長が飲酒していた。
その裁判の行方は?
っていうのがテーマだと思っていたのだけど、
そんな単純な映画ではなかった。
飲酒していたのはたまたま、ではない。
アルコール依存症なのだ。
しかも、その酔い覚ましのために
危険な薬物も摂取している。
依存に悩む人は多いと思う。
悩んでいなくても、多かれ少なかれ、
誰もが何かに依存しているだろう。
たとえば、
シウは完全に買い物依存のところがあると思う。
少しだけど。
いや、その“少しだけど”というのが危険かもしれない。
一番危険なのは、おそらく心の奥ではわかっているのに、
他人に対して自分の依存を隠している人だ。
このウィトカー機長のように。
社会的地位の高い人ほど
よりその危険に陥りやすいのではと思う。
医者や弁護士といった、
尊敬される立場の人に、そういう依存症を抱える人が多いと聞く。
彼らはどこかで自分をコントロールできるとうぬぼれている部分もあるだろうし
自分は大丈夫と思う気持ちも強いかもしれない。
ストレスを多く受ける立場であるのに
その立場から弱い面をさらけ出せない人々。
そういう人々が依存症になりやすいのは当然のことではないだろうか。
お金もあり、また、じかに薬などにも触れやすいところにいる、ということも機会を作りやすいだろう。
依存症は誰もが陥る問題であると
まず自覚しなければ。
薬もアルコールも。
自分とは別世界のもの、ではないのだ。
ウィトカー機長は
嘘に嘘を重ねる。
得意とする飛行機の操縦のごとく、自分自身をきちんと操縦していると思い込もうとしているのだ。
でもやはり依存への恐怖はある。
このままでいいわけがないと思っている。
それがまたストレスになって、抜け出せない依存症に苦しみ続ける。
そんな彼が、越えられない一線があった。
それが良かった。
ウィトカー機長のその後、を考えても仕方ないけど
子どもを守って職務を全うしたトリーナを悪者にせず、自分の罪を自白したことは
彼が自分自身を守る上で、あの時にできた最上の選択だったと思う。
はからずもウィトカー機長は逆転したのだ。
それにしても、102人中6人の死、は重い。
たしかに、ウィトカー機長でなければ、全員が死んでいたのだろうけど
もし飲酒してなかったら、全員助かった可能性もあるのだ。
プロとして仕事する以上、
その仕事はいつも、誰かと比べて、ではなく
自分自身の持てる力のすべてを発揮できる状況であるように努めなければいけないのだと思う。
期待通りの秀作。
楽しみにしていたフライトを
公開日に見てきた。
以下、ネタバレしてます。
英雄か、そうでないか。
素晴らしい操縦技術で多くの乗客の命を救った機長が飲酒していた。
その裁判の行方は?
っていうのがテーマだと思っていたのだけど、
そんな単純な映画ではなかった。
飲酒していたのはたまたま、ではない。
アルコール依存症なのだ。
しかも、その酔い覚ましのために
危険な薬物も摂取している。
依存に悩む人は多いと思う。
悩んでいなくても、多かれ少なかれ、
誰もが何かに依存しているだろう。
たとえば、
シウは完全に買い物依存のところがあると思う。
少しだけど。
いや、その“少しだけど”というのが危険かもしれない。
一番危険なのは、おそらく心の奥ではわかっているのに、
他人に対して自分の依存を隠している人だ。
このウィトカー機長のように。
社会的地位の高い人ほど
よりその危険に陥りやすいのではと思う。
医者や弁護士といった、
尊敬される立場の人に、そういう依存症を抱える人が多いと聞く。
彼らはどこかで自分をコントロールできるとうぬぼれている部分もあるだろうし
自分は大丈夫と思う気持ちも強いかもしれない。
ストレスを多く受ける立場であるのに
その立場から弱い面をさらけ出せない人々。
そういう人々が依存症になりやすいのは当然のことではないだろうか。
お金もあり、また、じかに薬などにも触れやすいところにいる、ということも機会を作りやすいだろう。
依存症は誰もが陥る問題であると
まず自覚しなければ。
薬もアルコールも。
自分とは別世界のもの、ではないのだ。
ウィトカー機長は
嘘に嘘を重ねる。
得意とする飛行機の操縦のごとく、自分自身をきちんと操縦していると思い込もうとしているのだ。
でもやはり依存への恐怖はある。
このままでいいわけがないと思っている。
それがまたストレスになって、抜け出せない依存症に苦しみ続ける。
そんな彼が、越えられない一線があった。
それが良かった。
ウィトカー機長のその後、を考えても仕方ないけど
子どもを守って職務を全うしたトリーナを悪者にせず、自分の罪を自白したことは
彼が自分自身を守る上で、あの時にできた最上の選択だったと思う。
はからずもウィトカー機長は逆転したのだ。
それにしても、102人中6人の死、は重い。
たしかに、ウィトカー機長でなければ、全員が死んでいたのだろうけど
もし飲酒してなかったら、全員助かった可能性もあるのだ。
プロとして仕事する以上、
その仕事はいつも、誰かと比べて、ではなく
自分自身の持てる力のすべてを発揮できる状況であるように努めなければいけないのだと思う。
期待通りの秀作。
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