![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/9f/d3167a76e0f20b396fc7e7fb94cf2ac8.jpg)
では、サービスマニュアルに沿って作業を進めることにしましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/0c/9f3d2265507e829a2a8567ecc5a0f519.jpg)
スーパーカブ(90DX)を4速化する時は、詳しい手順や注意点などが書かれたホームページやブログが沢山あって参考にさせて頂いたのですが、
SL230に関してはほとんど見つけることができませんでした。 今回はサービスマニュアルだけが頼りなのです。
まず、スキッドプレートを外してエンジンオイルを抜きます。
スキッドプレートにはレンチが入る穴が開いていて、外さなくてもオイル交換ができるようですが、サービスマニュアルでは<外せ>と書いてあります。
外さないと、オイルまるけになって後の掃除が大変そうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/92/156e5247e60c165d93927292bce3c1a6.jpg)
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走行距離2000km弱で真っ黒です。 異物の混入はないようですが、これからもメーカー指定の3000kmより早めに交換したほうが良さそうです。
容量も1Lと排気量に対して少なすぎるようですからね。
次に、右側ステップとピポットプレートを外すらしいです。 作業に邪魔なブレーキペダルはピポットプレートに取り付けてあるんですね~
ステップを外したところで、「ん!」ピポットプレートは外さなくても、クランクケースカバーは外せそうな気がする。
ってことで、ボルト1本だけメガネレンチを使ってクランクレースカバーを取り外すことが出来ました。
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ガスケットは破れはしませんでしたけど、再利用できるかどうか微妙なところです。
今回はサイドスタンドで、すべての作業ができそうです。 もっとも、リフトは持っておりませんのでサイドスタンドでやるしかないのですが...
エンジン内部は思っていたより大変綺麗です。クラッチも焼けた感じはなく、おとなしく半クラッチを多用されていたようです。
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いよいよ第一関門のオイルフルターローター外しです。
本体3本のビスは、なめそうなぐらい固いんじゃなかろうかと思いショックドライバーを用意していたのですが、すんなり回ってくれました。
オイルフルターローター内の汚れもほとんどありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/ec/02fb9fe7fa3164c33cf47c4f0d5decb0.jpg)
ロックナットはギアを3速ぐらいに入れて助手に跨ってブレーキを踏んでもらい、なんとか気合で回すことができました。
(気合とはトンカチのことです。 お勧めできるやり方ではありません。)
いよいよクラッチ本体の作業です。
まず、リフタープレート、クラッチスプリングの順にを外して、ロックナットをオイルフルターローターと同じ要領で緩めて
クラッチセンタプレッシャープレートごと取り外します。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/e8/647bca28f8f2d2b8b87c6dba34990c0c.jpg)
気になるフリクションディスクとクラッチプレートは... まだまだ十分使えそうです。
クラッチプレートの一枚に深い傷か付いていたのが気になりますが、部品を注文していなかったので見なかったことにしときます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/6c/3923a62b07ccc638c822d95e8a32ca9e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/70/c3a59cd1a1b1ce79137bea588adbe182.jpg)
クラッチアウターやクラッチセンターには、編磨耗や傷はまったくありません。
格部品の厚みを測ってみます。 百円ショップで買ったノギスですから、一応 測ってみましたよ って感じだけです。
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山も越えたことだし、ここで新しいフリクションディスクをオイル浸けにして、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/f2/75b12109153127e7bba28a451c91814c.jpg)
コーヒーブレイクで~~す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/14/9956f1f4722a48e3786e1d3044a46033.jpg)
さて、いよいよ組み立てです。
フリクションディスクには順番があって、クラッチプレートには裏表があるようなので注意して組みます。(私は裏表がない、単純な人間ですけどね)
クラッチディスクAは、はめ込む場所が違いますので、間違えないように... と
オイルフルターローターも綺麗に掃除しました。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/aa/6931c969725a8bc2c286df8180cb9e45.jpg)
ガスケットは再利用です。呪い代わりに液体ガスケット薄~く塗っておきました。ガスケット剥がしは得意ではありませんから
トルクレンチでチェックしながら、分解と逆の順番で組み上げて終了です。 ホッ
さてさて、問題のレリーズアームはどうなったでしょうかね?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/02/315c6c7eaa67488d74de76b098cafaaa.jpg)
お~、良かった。 ヒートガードとの接触はなくなりました。予想ではもっと離れると思っていたのですが、ま こんなものでしょうかね
そして、オイルまるけになったサービスマニュアルが、激闘を物語っているようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/72/36fd9836a3b5d655f792c6a1955e336a.jpg)
クラッチレバーの遊びを調整して、ギアを1速に入れレバーを握って軽く押せることを確認して、いよいよドキドキの試乗です。
じゃなくて、ちょっとコーヒーブレイクが長かったようで、今日は時間切れとなってしまいました。 残念。
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リレーズアームのクリアランスが広くなってよかったですね。試乗が楽しみですね。
お疲れ様でした
詳しく書かれてとても分かり易かったです。
自分で交換するときに是非参考にさせて
ください!!
関係ないですが、
珈琲ブレイクの時のカップ。
どこかで見た事があるような気がします。
もしかしてお揃いかなぁ?
こんにちは、
レリーズアームとヒートガードが接触するのは、SL230の欠陥ではなかろうかと思うのですけど、
乗っていて、良い気分ではありませんので交換してみました。
一夜明けたら、全身筋肉痛です。
一度は自分でやってみたかったのですが、たぶん(?)もう自分ではやらないような気がしてます。
では、では、
コーヒーカップお揃いでしたか
お互い『違いがわかる男』で良かったです。
あれ? 私はインスタントコーヒー派なんですけど、
あつしさんは本格派なようなことをブログで読んだような気がします(?)。
では、では、