2023年6月4日(日)
1日の夜中から3日の午前中まで降り続いた雨も ようやく上がり、今日は 朝から晴れ予報。 まるで 梅雨末期を思わせるような大雨でした。
それならばと、早起きして宮ヶ瀬ダムの放流見学へ出掛けてみることに。
しかし、太平洋沿岸を中心に被害をもたらした 今回の記録的な豪雨は なんだったのでしょう。 梅雨前線と台風2号外側の雲が合体し、
局地的に線状降水帯が発生したらしい(?) 関東甲信は まだ梅雨入りしていないんですけど、この先が思いやられます。
そんなことで、自宅から1時間ほどで天端横の駐車場へやってくると... 入場できるのは9時からとのこと。 ちょっと早過ぎました。
途中、トンネルの間から放流を確認できたの もう慌てることもなく、一番近いコンビニまで戻り しばしコーヒータイム。
ダムマニアをめざして10ヶ月。 この間、十数か所のダムを見てきましたが、やっぱり宮ヶ瀬ダムはデカ~い!
どうしても 一番近い この宮ヶ瀬ダムが 自分の基準になってしまうのはしょうがないでしょう。
そして、コロナ禍も収束し やっと使えるようになったエレベータの近くまでやってくると、響き渡る放流音に圧倒されてしまいました。
水の音ではなく "ヒュ~~"という空気を切り裂くような音で、観光放流ではダム下へ降りないと聞こえなかった気がします。
そのダム下は 予想通り もうスプラッシュ!
石小屋ダムも絶賛放流中。 って、自然越流も放流と言っていいのかどうか分かりませんけど。
ダムカードにはホロージェットバルブx2門と書いてあるけど どこにあるのか確認できませんでした。
帰りに もう一度スプラッシュを浴び 天端へもどると、遊覧船のチケット売り場のおじさんに「放流見ました」と話しかけれ、
「もうずぶ濡れです」と答えると... 今日の放流は 洪水期に備えて水位を下げるための激レアな放流とのこと。
観光放流では両方の高位常用洪水吐で30㎥/s(片方で15㎥/s)の放流だが、この日は片方だけで100㎥/s放流(利水放流管と合わせてかも?)らしい。
どうりで、通常の観光放流とは まったく迫力が違うはずです。 スプラッシュ!
ちなみに、
高位常用洪水吐設備(高圧スライドゲート)は宮ヶ瀬ダムのEL.235m(注1:呑口部)に設置されている水門です。
この設備はダム堤体を上下流方向に貫通する二本の放流管路の途中にあり、一本の放流管から最大で1秒間100m3(注2)までの放流ができます。
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高位常用洪水吐設備は洪水調節(注3)を目的としています。
宮ヶ瀬ダムは洪水時などに1秒間に100m3まで放水量を増加させますが(緊急時には1秒間に100m3を超える放流もあります)、
その場合には選択取水設備の最大取水量55m3/sと、この高位常用洪水吐設備で45m3/sを放水し、合計で放水量が100m3/sになるように調節しています。
また、観光放流で放水をおこなっているのもこの施設ですが、通常は観光放流のように2条のゲートを同時に開放することはなく、
もう片方は洪水調節の予備施設としておもに使われます。
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とのことです。
ちなみのちなみに、鳥井原は なにかのお祭りのようにバイクで溢れていて、県道64号の古在家バイパスが一部開通しておりました。とさ。
こうして、梅雨入り前の貴重な晴れ間なので 延び延びになっている 巨大ダムの聖地「みなかみ町」へ出掛けるべきだったのではと、
悶々としていた気分が少しだけハレた 日曜日の午前中が過ぎていったのでした。
では、では、
・走行距離 : 80kmちょっとぐらい。 たぶん?
・燃費 : 給油していないので分かりませぬ。
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