ひゃまの飛んでもない光論





Hyama Natural Science Research Institute

宇宙論的物体の収縮とエントロピー増大

2020-01-29 23:57:05 | 記事

まずは、エントロピー増大とは何か

以上から、示量性変数は系の大きさの変化に比例する。


ちなみに図には載っていないが、エントロピーSも示量性変数である。https://butsurimemo.com/intensive-and-extensive-properties/

半分に分割しても、元の量は変わらないので、示量性は変わらない。

言ってみればエントロピーとは「乱雑さの程度×部屋の面積」であり、「乱雑な程度」ではないのです。https://tidbits.jp/entropy/

宇宙論的なエントロピー増大の矛盾

それよりも遠方にある超新星を観測した結果、インフレーション後に減速していた膨張が、約70億年前に加速に転じたことが分かった。今までのエントロピーの法則からは、減速を続けていた孤立系宇宙空間の膨張速度が、ある特定の時点から加速し始めることはあり得ない。

: 

これら2つの現象の一つひとつについて、専門家はいろいろな説明を加えている。だが、2つを同じ土俵上で体系的に説明しようとすると、矛盾に遭遇してしまう。インク分子が一様に広がった状態を高エントロピー状態といいながら、エネルギー分布が均一な状態を低エントロピー状態というところに、矛盾がある。https://essay-hyoron.com/essay31.html

要は、現代の標準的な宇宙論とエントロピー増大則は矛盾しながら、ダークエネルギーなどの仮定をアドホックしていってるに過ぎない。

単に物体の固有時間の遅れと共に等方向に収縮すると、必然的に宇宙の相対体積が膨張するので、エントロピーが増大する。https://blog.goo.ne.jp/s_hyama/e/529fb1a941f9e1ce9021706bcdf9455c

「エントロピーの増大は時間を方向づけ、“過去”が存在していたことを印象づけます。そして、これらは私たちのアイデンティティの感覚を結び付ける記憶の基礎になります。時間が“流れる”感覚というのは、物理学の世界のことではなく、脳の構造の問題です。進化は私たちの脳を、未来を予測するために記憶を蓄える“機械”に作り上げました。したがって、時間は物理学よりも神経科学の領域である可能性があります。物理学によって時間が流れる感覚の説明を探すのは間違いかもしれません」(カルロ・ロヴェッリ氏)https://tocana.jp/2020/01/post_138552_entry_2.html

時間が流れるということは、記録そのものなので、印象とかそういうものではなく、物理学の領域です。

量子力学の観測問題のような神経科学の領域な可能性という考え方は、自分たちが変わってないという絶対主義(絶対時間や絶対空間)がもたらすものと考えられます。

 

 

 

 

 


【衝撃】「量子力学は間違っている」説が浮上! アインシュタインと湯川秀樹は知っていた!!

2020-01-01 14:44:13 | 記事

【衝撃】「量子力学は間違っている」説が浮上! アインシュタインと湯川秀樹は知っていた!!  https://tocana.jp/2019/12/post_127197_entry.html#comment-87596

 

TOCANAの記事はオカルトやトンデモが売りだろうが、一考する価値がある記事もあるので、解説します。

量子力学は古典的の解釈(多世界、コペンハーゲン)の一つです。
量子論は、重ね合わせが基本原理なので、古典論に縛られません。
そういう意味で、陽子と電子の異粒子間の相互作用が中性子として観測されます。
素粒子は単独では観測されないのです、相互作用の状態が観測されるんです。

清水明は、射影仮説は実験事実と合致しかつ無矛盾な理論体系になるために必須であり[6]、ヒュー・エヴェレットの原論文には射影仮説がないのでユージン・ウィグナーの厳しい批判に遭ったとしている[3]。https://wpedia.goo.ne.jp/wiki/エヴェレットの多世界解釈

だから間違っているというより、原理が違うので、古い衣を捨て去る必要があるんです。


中性子= 1
陽子= 0.99862349
電子= 0.00054386734

SAMは、中性子は基本粒子としては存在しないが、陽子と電子が静電的に結合していると仮定しています。これは、核が陽子と中性子ではなく、陽子と電子で構成されていることを意味します。核電子はプロトンを結合し、密に詰まった構造にしっかりと保持します。 https://etherealmatters.org/book/theory/new-neutron

 

なぜ、結合状態で質量が増加するかは、

https://www.academia.edu/15552480/What_is_gravitational_constant_Draft_

万有引力のように、中和された原子の定数ではなく、素粒子間の距離に応じて逆4乗の慣性力が働くからです。

一般相対性理論によると重力の作用は厳密には逆2乗とはならない。例えばシュヴァルツシルト解では距離の逆4乗に比例した付加的な引力が働く。この効果により近点移動が起きるhttps://ja.wikipedia.org/wiki/近点移動

観測される中性子の質量は、陽子+電子よりはるかに大きい質量になります。

「月は見ないと無いのか?」というアインシュタインが量子力学に向けた疑問は、量子論の重ね合わせ原理からいうと、

「月は見たら有った」という以上でも以下でもないのです。

ミクロでもマクロでも観測=相互作用を見ているのに過ぎないのです。

物理学における古典論とは、物理学の理論・手法において量子力学を陽に扱わないもののことである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/古典論

量子論と古典論は違いますが、量子力学は古典論の間違いです。


【衝撃】「量子力学は間違っている」説が浮上! アインシュタインと湯川秀樹は知っていた!!
https://tocana.jp/2019/12/post_127197_entry.html

だから量子力学は量子論の古典的解釈であって、量子論というのは間違っています。

 

 

 

 

 

 

 

 


電子散乱法により陽子半径を高精度に測定――陽子半径問題に決着か

2019-12-21 14:36:06 | 記事

米国ジェファーソン研究所のPRadコラボレーションは、電子散乱によって陽子のサイズを測定する新たな手法を用いて、陽子半径の新しい値を得たと発表した。その値は0.831フェトムメートル(fm)であり、以前の電子散乱値0.88fmよりも小さく、最新のミュー粒子原子分光法の結果と一致している。

・・・

現在、同研究グループは、この結果を陽子半径の新しい分光測定や、世界中で行われている今後の電子およびミュー粒子散乱測定と比較することを期待している。https://engineer.fabcross.jp/archeive/191214_proton-radius-puzzle.html

こういう記事を見て、電子散乱でも小さかったのが確認できて、問題解決したと思う読者もいるのだろう。

でも記事の最後で、電子やミューオンの散乱実験が必要とも書いている。

ん?なんだ?ってことで、解説しよう。

私たちは東北大学電子光理学研究センターの (古い)低エネルギー電子直線加速器の特徴を最 大限に利用した電子・陽子弾性散乱実験により, 電子散乱としては最も信頼度の高い陽子電荷半径 の決定を目指している.これは電子・陽子弾性散 乱としては史上最低エネルギーでの実験であり, 米国・JLAB などの(高エネルギー)最先端電子加 速器では実施不可能な研究であることを強調した い.https://www.pasj.jp/kaishi/cgi-bin/kasokuki.cgi?articles%2F15%2Fp052-059.pdf#search='Proton+Radius+Puzzle'

要は、相対速度が大きい状態で、散乱させてその散乱角の測定精度を増して、小さくなった陽子半径に合わせた。

ともいえる。

そもそも論として、静止してない陽子や電子やミューオンの半径は変わるということを考慮されてない。

固有時の変化により、物の大きさも同期して変化するのが慣性系の新しい定義だから、ローレンツではなくアインシュタインだったのではないのか?

^ローレンツの理論では物体が実際に収縮するとみなすので、運動する物体が一律に収縮するならば、「長さ」の基準となるものさしさえも収縮してしまい、結果として収縮は観測されない為検証不能となる。一方、特殊相対性理論では実際に収縮するのではなく、同時である状態が座標系によって異なる(位置のみならず運動状態によっても同時性が異なる)ため収縮して観測されるとされる。特殊相対性理論においては普遍定数である光速をものさしとして「長さ」が再定義されており、上述した検証不能性の問題は生じない。https://ja.wikipedia.org/wiki/特殊相対性理論

このローレンツの収縮は観測されないというのは、膨張宇宙の

https://blog.goo.ne.jp/s_hyama/e/5ca836e8e1a882e8826b8e0a478c16f6

に似てて、同じような議論を宇宙論的赤方偏移の物体の収縮に対しても、古典的固定概念で繰り返しているだけです。

 

参考

The electric and magnetic form factors of the proton https://arxiv.org/abs/1307.6227


 

 

 


後退速度、前進速度

2019-12-10 20:13:26 | 記事

天文学辞典では、後退速度を

宇宙論的赤方偏移を、その天体がわれわれから遠ざかる相対運動によって生じたものであると解釈して計算した速度。宇宙論的赤方偏移は宇宙膨張による空間の伸びが原因であり、相対運動による解釈は便宜上のものである。http://astro-dic.jp/recession-velocity/

と書いてあるのだが、

宇宙論的赤方偏移を、過去の天体が現在の我々から遠ざかる相対運動によって生じたものであると解釈して計算した速度。宇宙論的赤方偏移が宇宙膨張による空間の伸びによる解釈は便宜上のものである。

が正しいように考える。

過去←現在←未来・・・後退速度(物体の相対運動)

過去→現在→未来・・・前進速度(宇宙論的赤方偏移)

つまり時の矢に対して正方向が前進、逆方向が後退

この宇宙論的赤方偏移と、その原因が空間の伸びかどうかは、別の話である。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

プラズマ宇宙論を用いると、直接観測できない正体不明のダークマターの存在を無理に仮定しなくても、銀河の回転曲線問題などを綺麗に説明できる。またこの理論はビッグバンの存在を否定する。しかし宇宙マイクロ波背景放射に関する観測事実を上手く説明できないことや、ビッグバン仮説を裏付ける多くの観測事実が存在するため、現在ではあまり議論の俎上に登らない理論である[注釈 1]。 

ビッグバン直後の均質な宇宙において初期揺らぎから最初に銀河が生まれ、発生した銀河が規模と数を増しつつ宇宙へ拡散し、銀河団、超銀河団、宇宙の大規模構造へと進化したとするボトムアップ説を採用するビッグバン仮説では比較的初期の宇宙(現在から100億年前、宇宙誕生から38億年後)にヘルクレス座・かんむり座グレートウォールのような全長100億光年にも達する超巨大な構造が形成されるに至ったメカニズムが理論の修正なくして説明不能である[13]逆に比較的初期の宇宙に100億光年に達する巨大構造が形成されていたという事実は大規模構造となる巨大なガスのかたまりが最初に生まれ、その次に超銀河団のもととなる塊が分裂し、銀河団、個々の銀河へとスケールダウンするように小さい構造が作られたとするトップダウン説を採るプラズマ宇宙論に有利な観測結果と言える https://ja.wikipedia.org/wiki/暗黒物質

なにせ遠くの過去の天体をみているのだから・・・

宇宙論的物体の収縮なら、このスケールダウンに対して、オールバースのパラドックスや宇宙マイクロ波背景放射に対しても説明可能なので、問題はダークエネルギーやダークマターを標準とするビッグバンモデルとプラズマ宇宙論間にある。

時間が遅れるというより、運動の本質は時間の消費

一方向へ運動エネルギーを加える古典的運動もあるが、
等方向に静止エネルギーを運動エネルギーに変えて
自由落下する運動が、膨張宇宙での運動
どちらにしても、全方向に長さが収縮し、位置関係や距離の変化があることが運動の定義だ

d(wτ)^2 = d(cτ)^2 ±dx^2 ±dy^2 ±dz^2

このーは過去から今もしくは今から未来で、波動速度w^2=光速度c^2 ー前進速度v^2
この+は未来から今もしくは今から過去で、波動速度w^2=光速度c^2 +後退速度v^2
固有時τは、今の観測者の時間から見た宇宙年齢138憶年?だから

d(cτ)^2 = d(wτ)^2 -dx^2 -dy^2 -dz^2

距離x,y,zはー、つまり収縮した観測者からみると、今の光速度は一定ということになります。


「宇宙の加速膨張もダークエネルギーも大嘘」オックスフォード大が最新研究で指摘!

2019-11-30 13:54:04 | 記事

宇宙論的赤方偏移=宇宙論的物体の収縮 https://blog.goo.ne.jp/s_hyama/e/529fb1a941f9e1ce9021706bcdf9455c

の記事で、加速膨張ではなく、宇宙論的物体の収縮であるなんて記事を書いていたら、

同論文は科学誌「Scientific Report」に掲載されると、すぐに大きな反発を招いたが、今年10月18日に科学誌「Astronomy & Astrophysics」に掲載許可された論文で、加速膨張の根拠がさらに薄弱であることを示したという。それによると、加速膨張などというものは存在せず、ノーベル賞を受賞した3人の科学者は宇宙における地球の局所的な動きを宇宙の加速だと勘違いしていた可能性があるという。https://tocana.jp/2019/11/post_121633_entry.html

加速膨張の根拠がさらに薄弱というより、導入から間違って、ダークエネルギーなどアドホックしていっているだけなのね。

権威主義の学者もやっと気が付いたか

1. Introduction

The foundations of the current standard model of cosmology date back nearly a century to when essentially no data were available. https://www.aanda.org/component/article?access=doi&doi=10.1051/0004-6361/201936373

1.はじめに

現在の宇宙論の標準モデルの基礎は、ほぼ1世紀に遡り、データが本質的に入手できなかった時代にさかのぼります。

というより、データが本質的でなかったが、近年は正確なデータで見直され始めたというところですね。