夢幻飛行

写真撮影の試行錯誤日記が中心
基板交換と言われつつ何年も騙しだまし使いつつ、ようやくPENTAX KFに買い替え奮闘中

京都府文化博物館

2008年06月04日 | 京都
京都文化博物館に行ってきました。
やっぱ、日曜日はダメですね。
人が多すぎ!
それだけで嫌になってしまって、
展示物もちょろっとなぞらえるようにして、展示コーナーを離れてしまいました。
展示物は絵巻と写本が中心でした。

それでも、藤原道長直筆の文字も見れたし、
写本の写し間違いも起こるのも仕方がないってのを
目の当たりにしてきました。

折しも、今通っている「源氏物語」の講座で、
先生が写本の写し間違いについて言及されていたのを聞いたところでしたので
「こりゃ、仕方ないな」と納得しました。

江戸時代に書かれた文字ならまだ読めますし、
鎌倉時代のものだと、これは「ひらがな」だとハッキリわかるのですが、
平安時代に書かれた文字は、達筆過ぎて何が何だか・・・。
よくあんなものを読めたことだと感心してしまいました

写本によって、今の時代に伝えられているわけですから、本当に有り難いものですが
ただの写し間違いだけでなく、判読不能で推測されたところも、多々あったのだと思います。


さて、別館の建物の1Fに、十二単が展示されていたのですが(他のフロアにもありました)
これが意外と薄手っぽいです。
夏物なのでしょうか???
いや、そんなことはないな。
全部で12Kgだと、他のフロアのところで見ました。

ここで書かなくても御存知の方もいらっしゃるでしょうが、
十二単は12枚着込んだのではないのです。
うろ覚えですが、簡単にご紹介。
白衣(しらきぬ。「はくい」じゃないですよー)・単
・五衣(いつつぎぬ(これは5枚))・打衣(うちぎ)・表着(うわぎ)・唐衣・裳・桧扇
これが高級女官の正装らしいです。
時代によって、五衣の部分の枚数が多くなったこともあったようです。

十二単(斜め後ろから)


この時代の装束って、狩衣でもそうですが
今の着物のように、袖口のところが縫っておらず、開いています。
だから、襲の色目を楽しめたのですねー。


私が入った時、ここでは、雅楽と舞のリハーサルが行われていました。
今日の特別イベントだったみたいです。

雅楽を継承する人たち


演奏される皆さんは狩衣姿で、とても雅でした。
手前に黒くボケてるのは、十二単の向こうに写っている黒い柵です。


さて、梅雨入りしましたねー!
雨の中、カメラやレンズを濡らしながら、紫陽花を撮ってきました。
乞うご期待!(ウソ



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