惠子が、倒れたァ!! くやしい! くそっ!

果たして、この先どうなるのか。そのドキュメント。

そのワインへの一言が、すべてをブチこわした。

2008-03-23 13:09:33 | ワイン
さて、何人かでレストランに行ったとしよう。
で、あなたがワインリストから、セレクトして頼んだとします。
ソムリエは、当然、あなたにグラスを渡しホストテストを頼みます。
             
この場合、テイスティングなんて儀式だから、味も何も分からずとも、
「よろしんじゃないですか」などのたまわりながら、おもむろに頷く。
ふつうは、こうですよね。
              
ところが、一度こんなことがありました。
打ち上げで10人ほどでレストランに行きました。
中にワイン通のカメラマンがおりまして、彼がワインリストを手に
あれこれ、ぶつくさ言いながら乾杯のワインをオーダー。
ホストテイストは、当然、彼。
「これは、おかしい。別のを持ってきてくれ」。毅然と申し渡す。
これにはソムリエ(だったと思う。あるいは単なるボーイさんか)も、
我々もびっくり。一瞬にしてシーンとなった。
              
レストランばかりじゃない。
友達の家でも、我が家のかみさんにも
「これは、おかしい。別のワインを持ってきてくれ」なんて、
キャンセルしたことも、言ったこともない。
あれが最初で最後の、まさに "ショーゲキ" の出会いだった。
              
ところが、これって結構あることらしい。
ワインクーラーに入れておいても一年が限度という話を聞いた。
地下室に保存するのが一番とか。
保存状態によっては、一流どこのお店といえども安心できない。
              
でも、気が弱く、決して通じゃない私は、
どんなにヘタっているワインでも、OK出しちゃうなぁ。
「キミ、これはダメだね。別の持ってきてくれんか。」など、
いちど、高級レストランで言ってみたいものだ。ムリだろうなぁ。
             
あの時のあの打ち上げ、
どんな料理を食べ、どんな話をしたか、どんなことがあったか、
まるで覚えていない。
「これは、おかしい。別のを持ってきてくれ」のシーンだけ残っている。
そして、なにか後味が悪かった気持ちだけが、へんにザラついている。
そう言えば、なぜか、そのカメラマンとも一回きりの仕事だった。
なぜか、あれから、そのレストランにも足を運んでいない。
             
あのひとことが、すべてをぶちこわしちゃったのだろうか。
             
















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