1月27日・月曜日
「限度額適用認定書」を取得して、お昼に、病院へ行く。
惠子がiPADで検索し、何かを真剣に見ている。
あの家がまだあるか、聞いておいて。
以前、房総に見に行った別荘の事である。唖然とする。
これからは房総の田舎に住んで。
野菜を作って暮らす。
そうする。
ゆっくりと、しっかりした口調で宣言する。
知らない人が聞いたら、まぁ、お金持ちなんだ。とうらやましがるだろう。
ここの入院費、これからの治療費・介護費。それさえ心許ないのに。
いや、絶対うまくいく。いいことがある。心配するな。手首を振りながら言う。
楽観論者の惠子。人一倍心配性の私。
確かにこれまで何度か、惠子の信じる奇跡が起きた。
そして、何の心配もない、幸せな時があった。
でも、それもつかの間。いつも信じられないような不運がやってきた。
秤に掛けるなら、不幸な時間の方が倍ほど長いような気がする。
私の人生。
今日のリハビリで、よくなっていると褒められたと喜ぶ。
惠子、ガンバレ。
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