高齢者、認知症の介護は確かに大変で、自宅で1人でやるなんてことになったら、命がけだ。まして父親、母親同時とかになったら、その苦労ははかり知れない。介護を受けるほど、ということは大概、介護する方もそれなりに高齢だろう。つまり老老介護だ。体力的にかなりきびしい。もちろん、精神的にも。”ともだおれ”の可能性はもちろん、介護する方がされる側を残して、先に逝ってしまうかもしれない。
加えて、身内だからこその虐待もたえない。理屈では抑えられない、反射的なものが些細なことがきっかけに生じてしまう。
それで、自宅介護は大変な事ばかり強調されがちで、専門家にまかせるべきだ、となりがち。しかし、それだけではない、やり甲斐、教えられること、苦労も含めた醍醐味などたくさんある。そのことも知ってもらいたい。そういうことも、感じ取ることができるような内容にしていきたい。
介護は被介護者が死ぬまでの生かしておく期間じゃない。正確にはそれだけじゃない。
私の立場は、あくまでもボッチ(1人)介護でも、被介護者が希望(推測でも)するなら可能な限り(理想は最後まで)家に居れることを応援すること。
いろいろな智恵を絞って、借りられる力は可能なかぎり借りれば、かなりのことができるはずだ。
写真は、2012年1月 このときは、まだ、じいさんはふとんに寝ていた。
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