4年程前東南アジアに5か月滞在した。昭和30年代の日本の様子と似ていた。衛生状態もあまりよろしくない。暑いので汗もよくかく。風呂は毎日入り汚れも良く落とし清潔に心掛けた。ところが3か月目で背中に皮膚病のような湿疹が何か所もでき徐々に広がってきた。ヤラレタかと思い病院に行くと病原菌であるカビは発見されないという。一応抗生物質をもらい毎日軟膏をぬった。体を洗うときタオルでゴシゴシ擦らぬようという指示もあった。帰国するときはほとんど湿疹が改善され薬が効いたと思ったが、帰国後しばらくすると再発した。病院に行くとやはりカビは発見されないという。もらった薬を塗ってもあまりよくならない。薬を塗らなくても湿疹の範囲はそれほど広がらないのでそのままに。
半年前、年寄の皮膚は弱いので石鹸を多くつけてタオルでゴシゴシ擦ってはいけないというTV番組を見て体は石鹸の泡で洗う程度に洗い方を変えてみた。効果はすぐ出た。皮膚病でなく皮膚に過剰な刺激を与えたための湿疹だったのか。かの国で皮膚病が治ったのは医者の指示で体をタオルでゴシゴシ洗わなかったからで薬が効いたのではなかったのだ。4年後に解かった。
2016年6月13日追記
原因はビタミン不足と強く推定される。
半年前ほどから内股に湿疹がぶり返しだんだんひどくなってきた。副腎皮質ホルモン軟膏もあまり効かない。ふと棚を見ると期限切れが半年後に迫った飲みかけのマルチビタミンがあったので飲んでみた。3日目には少し効果があるように感じられ現在3週間経った。赤味やかゆみはなくなりガサガサした皮膚が少し残るだけである。