対人関係を苦手をしている人の多くは「自己主張が弱め」です。控えめな性格である傾向があります。生まれ持った性格というのもありますが、幼少期の環境、親の接し方も大きく関わっています。幼少期に親や祖父母など身近な人から「ありのままの自分で充分愛されてる」という体験をしていないと、自分に自信が持てず自己主張も弱め、そして他者からの評価を気にして、その評価に恐れを抱くようになることもあります。
他者とのコミュニケーションを苦手としている人は案外多いものです。その苦手意識は、どこからくるのでしょうか。面白い話が出来ないから?気の利いた話が出来ないから?相手の顔色が気になってしょうがないから?そういう人は「聞き上手を目指してみましょう」 自分が話さなきゃと思って苦痛を感じているのなら、聞き役のほうが向いているのかもしれません。人は誰しも、自分の話を聞いてもらいたいものですし、聞いてくれる相手には好感を抱くものです。会話が上手な人(コミュニケーション上手)は「それで?どうだったの?と話を聞きだす質問上手」「そうなんだ。知らなかった。と返す相槌上手」「この人はどういう人なんだろうと相手の興味関心を示す関心上手」です。
先日、滅多に立ち寄らないコンビニに行くと新人さんらしき人物が、先輩から教わりながらレジ業務を行っていました。新人さんは、おそらく60代であろう男性。先輩は20代であろう男性です。どういった経緯で60代の男性がコンビニで働くことになったのか経緯まではわかりませんが、とまどいながらも一生懸命覚えようとしているのが伝わってきて「頑張れ!」と心の声が、漏れそうになりました。低年齢のうちは、環境の変化にも対応できる柔軟性に富んでいますが、60代ともなると、同じようにはいかなくなります。新しい知識を吸収することもです。レジは混んでいたのですが、20代の先輩は誠実に丁寧に指導を行っていて、並んでいるお客さんたちも見守っている印象を受けました。クレームをつける人も多い中、微笑まし光景に出会えたことにが嬉しく感じられました。
四つ目は「他者との比較をしない」。良くも悪くもです。人間には色々なタイプがあって、その中でも人生うまくいくといわれているのは「自他肯定型」。最近、よく「自己肯定感が低い」とか「自己肯定感を高める」とか耳にすることが多いですが、自分の長所も短所も認める、他者のことも同様に。他者と比較したところでどうなるんでしょう。大事なのは「自分の本質にあった生き方をしているか」「自分らしく生きているか」です。他者が自分より優れていたり、人気があったりして羨ましい気持ちを抱くこともあります。嫉妬することもあるでしょう。でも「みんな違って、みんないい」ですよ。