© 産経新聞 安倍晋三元首相を悼み、献花する人たち=27日午前9時56分、東京都千代田区(代表撮影)

安倍晋三元首相の国葬に先立ち、27日午前、日本武道館(東京都千代田区)近くの九段坂公園で始まった一般向けの献花。千鳥ケ淵側の入り口には早朝から長い列ができ、予定時間が約30分早まった。

東京都台東区の会社員、豊田萌さん(36)は午前6時ごろに会場に到着。献花を終え、「住みやすい日本を作ってくれた方。安倍元首相がまいた沢山の種の中の一つだと自分自身が思い、『必ず咲きます』と誓った」と語った。

一緒に来ていた台東区の主婦、三浦崇子さん(45)は「友人たちから『自分は行けないけど気持ちを届けてほしい』といわれた」と大きな花束を用意。「まだ亡くなったことが信じられない。(安倍氏の)写真があり、改めてこみ上げてくるものがあった」と感慨深げに話した。