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フィギュアスケート男子で五輪2連覇を達成したプロスケーター・羽生結弦(29)の〝集客力〟に、同業者から驚きの声が上がっている。

 昨年11月から2月にかけて埼玉、佐賀、横浜で行われた自身初の単独ツアー「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd “RE_PRAY” TOUR」には、連日多くのファンが来場。2月19日の横浜公演最終日(神奈川・ぴあアリーナMM)には7000人のファンが詰めかけた。6日には同ツアーの追加公演が4月7、9日に故郷の宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで開催されることが発表されると、ファンを中心に大きな話題となった。

 プロ転向2年近く経過しても、人気は衰え知らず。数々のアイスショーに携わってきたフィギュア関係者も「やっぱり羽生さんの影響力はすごい。1人で7000人のお客さんを集められるスケーターは他にいない」と目を丸くするほどだ。

 自身が座長を務める「羽生結弦 notte stellata」(8~10日、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ)も、先月23日の段階でチケットは全種完売済み。11日で東日本大震災から13年を迎えるタイミングでのアイスショーは「僕たちスケーターから少しでも多くの希望が届くようにという思いを込めながら、祈りながら滑りたい」と特別な気持ちで氷上に立つ。