三十一文字 と
奥の細道
からヒントを得て
三十三周年記念句集のタイトルを
三十三の継ぎ道(みそみのつぎみち)
としたい。
私の人生の極まりに
三十三年が色濃く関わっている。
青年期のライフワークだった
処女作 『超越者意識の純粋現象学』のためのエチュードを著したのが三十三歳の年だった。
今手掛けようとしている塾年期のライフワークとなる俳句集は
それからさらに三十三年を経過した六十六歳を迎えた今年である。
私の生きている道は三十三を一区切りしたものとなっているかのようだ。
これほど有り難く冥利に尽きることはない。
こうした思いを込めて如上のものとすることにした。