用事を済ませた後、久しぶりに清水港を尋ねてみた。
やっぱり海はいい。
ゆったりとした波の感じ、深さを表わす海水の色。
戸肥へ向かう連絡船が着いた。
戸肥港からの乗船客を降ろすと同時に、清水港からのお客を乗せて再び戸肥港へ向かう。
白波をかき分けて発進する。
近くにはJAPAN COAST GURDの文字を船体につけた海上保安部の船が巡視から戻って接岸する。
今日も日本の海を守っての帰還だろうか。
長い真っ白な船体は、日本の最前線で働くにふさわしい。
感謝の気持ちをもって、暖かく迎えてあげたい気持ちになった。
今日は雲も目立ったがおおむね快晴で遠くに雪を纏った富士山が見える。
8合目あたりからの雪だろうか、うっすらとしている。
やはり清水港には様々な働く船と富士山が良く似合う。
穏やかなゆったりとした波。
香ってくる潮のにおい。
対岸には造船の基地が見える。
時間がゆったりと流れているような錯覚さえ覚える。
我が奥様との初デートの帰りもやはり清水港へ立ち寄った思い出がある。
海は全てを包んでくれるような感じがする。
雄雄しい山々に比べて、母なる優しささえ感じる。
静岡の地にこんな美しい港があって良かったとつくづく感じる。
マグロの水揚げ日本一。。。
かつて、私の小学校の修学旅行の地は、静岡市役所、日本平、久能山東照宮、清水港だった。
笑われるかも知れないが、山間部から見れば、静岡、清水は大都会だったのである。
日本平もプラネタリウムがあって、それはそれは賑やかだった。
今は当時の面影は感じられないがそれでもあこがれの地であった。
今、山あり、海あり、水の美味しい静岡の地に住めることの幸せをひしひしと感じている。
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