パンチャカルマとは???

2012-08-15 17:05:05 | パンチャカルマ日記
💎Pancha💎 5つの
💎Karma💎 行為・治療

と言う意味で、心身に蓄積された毒素を効率的に排出し、トリ・ドーシャのバランスを取り戻す根本療法。

💎5つの行為とは💎

⑴過剰なカパを排泄・・・催吐療法
⑵過剰なピッタを排泄・・下剤療法
⑶過剰なヴァータを排泄・浣腸療法
⑷頭と首の疾患・・・・・・経鼻法
⑸血液の異常・・・・・・・瀉血法

⑴~⑸を中心処置と呼ぶ。

💎パンチャカルマのプロセス💎
前処置→中心処置→後処置の3段階で治療が進められる。消化力を高めるために前処置の前に温かい白湯を呑み、少食にしておく。前処置ではまず3~5日間「ギー」という油を胃腸の中から体内に浸みこませる油剤飲料法を行い、外側からも油(主にゴマ油)を浸みこませるアビヤンガ(全身トリートメント)、シロダーラ、スチームサウナなどで油に溶けた過剰な毒素を細胞から放出して、胃や腸管に集める。ここまでの行程をゆっくり時間をかけて行い、体の準備が整ったらいよいよ中心処置の段階に入る。

⑴~⑸の中心処置は体質、体調を見ながら医師の指示に従って進行していく為、患者によって別々の処方になる。

後処置は、中心処置によって体が負担を受けているため、食事もすぐに戻さず軽くて消化しやすいものにする。中心処置の2倍程度を目安に元の生活に戻していく。薬を飲む事を勧められる。

💎イメージとして油剤を外側、内側から身体に浸みこませ、両面を柔らかくしておいて1度下痢で全部出し切る(精神不安定に陥りやすい。)

💎第2段階目で細胞、粘液などの再構築期間。1回便秘になったり体のだるさや痛みが出ることもあるがこの期間に薬や食事で内臓の浄化、共に⑴~⑸を行い悪いものを外に出す。

💎ゆっくり時間をかけて元の生活に戻していく。


💎最低10日~14日、30日コース💎

💎非常に強い療法の為、本格的な治療は熟練された医師の元で行う事。

💎精神力、体力が十分である事。極度に身体が弱っている場合は禁忌とさえなっている。全てはドクター次第。

💎モンスーンの時季が良いとされている。


👑ファーストコンサルテーションの脈診で私の場合、生まれた時に両親から授かった体質は、ヴァータ×ピッタ。今は生活、食べているものによってヴァータが優勢になっているために今回の治療ではヴァータに着目し、関節、大腸、肌の変化を診ていった。その過程で神経の動き、心の動きなども観察した。

👑インドのアーユルヴェーダのトリートメントに、私達が求めている「筋肉へのアプローチ」は無い。日本人の考えと根本的な考えが全く別物の為、エステティックやスパの分野で日本人が試行錯誤してオリジナルメソッドを創り出してきた事は、素晴らしいことだと思う。今回現地視察をするまでは、何か腑に落ちない感じにいつも行き詰まり感を覚えていたので現地で良いドクターと出会えて良かった。アーユルヴェーダで最も重要なのは『Food&Lifestyle』ここでの体験によって思い知らされた。念願のパンチャカルマを最後まで達成することが出来て、本当に良かった🙏

✨Nan-ni✨マラヤラム語













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