札幌の「北海道開拓の村」に「島歌郵便局」という建物展示があります。あまり変哲のない古い木造の建物です。立地が特徴的で、周囲に民家の無い海沿いにぽつんと建っていたそう。郵便をリレーして運ぶ必要から、人里離れた所にも郵便局が必要だったのかと思います。人はいないがクマは出るので、郵便配達人は笛を吹きながら歩いたとか。
同じ名前の郵便局は現在もあり、Google Mapで見ると、周囲に何も無い場所に建っています。この郵便局に興味が出てきたので、ここを目的地に出かけてみました。札幌→小樽→余市→岩内→寿都→島牧と経由します。寿都から先はいくつか小さな集落がありますが、ほとんどコンビニも無い道が続きます。この郵便局ですが、国道沿いにあるので秘境と言うのも変ですが、周囲に何も無く、秘境と呼びたくなる雰囲気です。
「せたな青少年旅行村」のキャンプ場で車中泊しました。平日でしたので、広いキャンプ場には私以外には自転車旅行の外人さんカップルだけでした。この人たちがいなかったら、誰もいないキャンプ場に一人で心細かったと思います。最低気温13℃ほどでしたので、寒くもなく過ごせました。復路は、せたな→今金→長万部→洞爺湖町→喜茂別→中山峠を通って戻りました。全行程450km(24.5L/km)ていどです。