一昨日、藻岩山に登りました。頂上展望台から北を眺めると、札幌と近郊の防風林が見えます。花川南防風林は幅が広く見えますが、そのはずで幅70mくらいあります。明治時代の植民計画で原生林を一部残して設けられたとか。時代が進むと、農作業の邪魔になる、畑に日陰ができる、畑から肥料分を吸い取ってしまうなどの理由で多くの防風林が伐採されたようです。とは言え、札幌近くでは、美唄や峰延などにまだ多く残っているみたいです。防風林は、風を防くのが目的ですが、風が弱まると畑や田からの蒸発が減り、すると蒸発するときに奪われる熱量が減るので地温とか水温が高まる効果もあるようです。