葬儀費用(契約)で問題が発生しています。
[事例]
【事例1】義父が急死し、慌てて選んだ葬儀社から希望とは異なる契約を強く勧められた
施設に入所していた義父が突然呼吸停止し、病院に搬送されたがそのまま亡くなった。病院から2 時間以内に遺体を引き取るように言われ、どうしたらよいかわからず困っていたところ、電話帳を渡され自分で葬儀社を選んで連絡するよう言われた。電話帳を開いて、最初に目の留まった大きな広告を出している葬儀社に連絡し、葬儀社の安置室に遺体を運んでもらった。遺体が安置されるとすぐに、葬儀社の担当者から葬儀のプランを考えなければいけないと言われ、悲しんでいる暇はないと気を取り直して話を聞いた。「お金がないので家族葬でお願いしたい」と伝えると、「家族葬と言っても様々な追加料金が発生するので、結果的に一般葬と同じになりますよ」と一般葬の契約を強く勧められた。何度も家族葬の希望を伝えたが、同じ説明を繰り返され、延々6時間もやり取りし、最後には精神的な疲れもあり根負けして約150万円の一般葬の契約をしてしまった。葬儀は終わったが、お金がなく支払うことができない。どうしたらいいか。
(2015年9月受付、60歳代、女性、給与生活者、青森県)
【事例2】葬儀の見積書がもらえず、請求も高額だと思う
母親が亡くなったので、市民葬儀を行っているという葬儀社に葬儀の依頼をしたが、葬儀社が見積書を持ってこなかった。催促をすると、「後で請求書と一緒に渡す」と言われた。その後、斎場があるのでこの葬儀社を選んだのに、斎場は埃まみれの倉庫のような部屋で、祭壇もボロボロであった。葬儀後に請求書が届いたが、市民葬儀で100万円を請求され高額だと思った。請求項目についても不審に思ったので、葬儀社に説明を求めたが、納得のいく説明がない。
(2015年4月受付、60歳代、女性、自営業、東京都)
[問題点]
(1)消費者(依頼者)は短時間で様々な判断をしなければならない
・遺体を速やかに病院から運び出すことが求められるため。
(2)葬儀社と十分な話し合いができないこともある
・死別の悲しみを抱えたまま葬儀の準備をすることになるため。
・葬儀について知識や経験が十分でない場合、価格やサービス内容について具体的に確認したほうが良い点等も分からないため。
(3)追加サービスにより請求金額が高額になることがある
[アドバイス]
【もしもの時に備えて】
(1)(イザという前に)葬儀の希望やイメージを考えて情報収集をしましょう
(2)費用や希望をかなえてくれる葬儀社を探しておきましょう
(3)葬儀社との打ち合わせは親族や第三者など複数で行いましょう
[出典]
大切な葬儀で料金トラブル発生!-後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと-(国民生活センター)2015年12月17日
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20151217_1.html
[事例]
【事例1】義父が急死し、慌てて選んだ葬儀社から希望とは異なる契約を強く勧められた
施設に入所していた義父が突然呼吸停止し、病院に搬送されたがそのまま亡くなった。病院から2 時間以内に遺体を引き取るように言われ、どうしたらよいかわからず困っていたところ、電話帳を渡され自分で葬儀社を選んで連絡するよう言われた。電話帳を開いて、最初に目の留まった大きな広告を出している葬儀社に連絡し、葬儀社の安置室に遺体を運んでもらった。遺体が安置されるとすぐに、葬儀社の担当者から葬儀のプランを考えなければいけないと言われ、悲しんでいる暇はないと気を取り直して話を聞いた。「お金がないので家族葬でお願いしたい」と伝えると、「家族葬と言っても様々な追加料金が発生するので、結果的に一般葬と同じになりますよ」と一般葬の契約を強く勧められた。何度も家族葬の希望を伝えたが、同じ説明を繰り返され、延々6時間もやり取りし、最後には精神的な疲れもあり根負けして約150万円の一般葬の契約をしてしまった。葬儀は終わったが、お金がなく支払うことができない。どうしたらいいか。
(2015年9月受付、60歳代、女性、給与生活者、青森県)
【事例2】葬儀の見積書がもらえず、請求も高額だと思う
母親が亡くなったので、市民葬儀を行っているという葬儀社に葬儀の依頼をしたが、葬儀社が見積書を持ってこなかった。催促をすると、「後で請求書と一緒に渡す」と言われた。その後、斎場があるのでこの葬儀社を選んだのに、斎場は埃まみれの倉庫のような部屋で、祭壇もボロボロであった。葬儀後に請求書が届いたが、市民葬儀で100万円を請求され高額だと思った。請求項目についても不審に思ったので、葬儀社に説明を求めたが、納得のいく説明がない。
(2015年4月受付、60歳代、女性、自営業、東京都)
[問題点]
(1)消費者(依頼者)は短時間で様々な判断をしなければならない
・遺体を速やかに病院から運び出すことが求められるため。
(2)葬儀社と十分な話し合いができないこともある
・死別の悲しみを抱えたまま葬儀の準備をすることになるため。
・葬儀について知識や経験が十分でない場合、価格やサービス内容について具体的に確認したほうが良い点等も分からないため。
(3)追加サービスにより請求金額が高額になることがある
[アドバイス]
【もしもの時に備えて】
(1)(イザという前に)葬儀の希望やイメージを考えて情報収集をしましょう
(2)費用や希望をかなえてくれる葬儀社を探しておきましょう
(3)葬儀社との打ち合わせは親族や第三者など複数で行いましょう
[出典]
大切な葬儀で料金トラブル発生!-後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと-(国民生活センター)2015年12月17日
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20151217_1.html