来る日も来る日も、そういう日常をしていて、そういう時、読書はもってこいの楽しみになるのです。
昨今、私の気に入っている小説のジャンルは、日本の刑事もの、推理小説なのです。
刑事ものだとすると、警視庁、警察庁、各地の警察署、交番、そして、事件の関係者、被疑者などの人物が登場します。
犯罪でもさまざま、疑惑を受けながら普通に生活している人、裏を秘めている人、登場人物の人間関係、追う人、追われる人、かばう人、邪魔する人。
捜査する、待ち伏せする、捉える、聞き込み、犯行現場、あれこれ。
小説を読みすすむうち、登場人物の立場だとか、関わり、ポイント、キャラクターの特徴が重層的に、複線推理的に展開してゆきます。
私の読書は、一気に全部続けて読むというのはしにくい。
ほかの用事がはいったり、テレビを見たり、さまざまな日常のなかで数日掛けて本を読むので、複雑な筋があやふやになってきます。
こちらがくたびれて、一服することもある。
折角の作家が、心血を注いで書いた本。いい加減に読み飛ばすのでなく、なるべくきちんと理解して読みたい。
そういうので、わたしは、登場人物の氏名、立場、役割、もろもろを簡単にメモしながらよむのです。
書いたメモを見ながら本を読み進めると、やっと理解できるように思えるのです。
また、同じ作家の本を読むとき、本の題と中味の筋がすぐには思い出せないこともある。
なので、手元のノートに本の題名、作家、読了の月日を書いておきます。
そういうことをすると、何とか、物語の展開が理解できてくるのです。
昨年読んだ推理小説が、テレビの劇映画になって放映されました。
それ見て、自分の頭の中で作った登場人物を、男女の俳優が演じているのを、とても興味深く見ました。
詠んだが忘れてしまった、筋がテレビに再現されて、なるほどと思うのでした。
そうして、読書のだいご味が分って来たのでした。
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