SADとは、英語のSeasonal Affective Disorderの頭字語で、日本語では季節性情緒障害と訳され、人により晩秋から冬にかけて日照時間が短くなり寒さが増すことにより気分が落ち込み鬱症状に陥いってしまう。別名では冬鬱或いは秋鬱とも言われているようだ。
さて、季節はまさに晩秋、いや昨今の寒さは真冬並みだ。人によってはこの季節が好きな方もいるが、さんあいの子どもたちと職員は苦手だ。特にこれからは上州名物の空っ風が吹き荒れる。赤城山から吹いてくる「赤城おろし」は、収穫が終わった畑の土を舞い上げ、1メートル先の視界さえ遮る「砂嵐」と化する。
最近のさんあいの子どもたちの中には、何時もに増して落ち着きがない子が出てきた。またその影響を受けて落ち着きをなくす子もいる。当然職員に負荷が掛かり精神的にはハードな日々になってきている。少なからず季節の影響があるのではと感じる。
日本は、世界に稀にみる美しい四季はある。「冬きたりなば、春とおからじ」という名句は、イギリスの詩人の一節をを和訳したようだが、名訳だ。そうだみんな、これからクリスマスがきて、そしてお正月だ。深谷名物の「ネギ」「ブロッコリー」も美味しい季節だ! すぐそこに春があるんだ。
大人は雪が降らないことを願うが、こどもたちにとっては夢の雪だ。(2016年冬)
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