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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW
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トランプは文在寅との会見を二分で打ち切った。
相手にしていないのである。
「韓国は、米朝いずれからも支持されない独り相撲を取っている」
♪ 李相哲 vs 武藤正敏『「反日・親北」の韓国はや制裁対象!』(ワック)
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まず対談した二人の履歴に注目である。
武藤氏は元韓国大使。
韓国政治の裏にまで精通している論客である。
李相哲氏は龍谷大学教授だが、黒竜江省生まれで、新聞記者として来日後、上智大学で学び直し、朝鮮近代史と南北問題の専門家。
日本国籍を取得している。
トランプに無理矢理時間をとって貰ってワシントンに押しかけた文在寅・韓国大統領は、わずか二分で会見を打ち切られても、それを外交的失態とは認識できないようだ。
世界の首脳に向かって平気で嘘をつく文在寅大統領の頭の構造は、いったいどうなっているのか?
徴用工議論は、背後に「総会屋」のごとき反日組織があって、ナチスのユダヤ人差別に匹敵する日本人イジメを展開している。
このまま放置すると文在寅政権は東アジアの平和を破壊するだろうと二人は口を揃える。
わかりやすく言えば文在寅政権とは「共産党の志位委員長が首相になった」ごときの「革命政権」である。
(李相哲氏。79p)
徴用工への賠償問題にしても、今さら細密な調査は不可能であり、「日本企業に対する個人の請求権は消滅しているけれど、個人の請求権そのものは消滅していないというならば、その請求権は、韓国政府に向けられるべき」(武藤氏。53p)
李教授は、次を続ける。
「仮に国際司法裁判所にこの徴用工問題が提訴されたら、韓国裁判所のトンデモ判決の矛盾が明るみになる」(中略)「国際司法裁判で敗訴したら文在寅体制は崩壊する」。
そうなってほしいと望む良識派も韓国にはちゃんと存在している。
いずれ揺れ返しがあるだろうが、次期韓国大統領に有力は、元首相の黄教安で、保守最大野党「自由韓国党」に入党し、代表となった。
保守系の核が出てきたとし、ふたりは黄教安氏の活躍に期待していることが分かる。
いずれにしても結論的なまとめを武藤氏が展開している。
「韓国は、米朝いずれからも支持されない独り相撲を取っているのです。
それは何故か。韓国の政権は現在の状況を客観的に分析せず、自分たちの一方的な思いで政策を立てているからです」
嘗て韓国の元大統領で自殺した盧武鉉大統領がワシントンへ行ってブッシュ・ジュニアと会い、一方的なはなしを我慢強きブッシュは聞いたが、その後の共同記者会見でブッシュが切れた。
盧武鉉大統領をさして「この男」と言ってのけた場面を思い出す。
トランプは文在寅との会見を二分で打ち切った。
相手にしていないのである。
文在寅大統領に耳には、弔鐘がなっているのが聞こえないのだろうか? ★