春子が帰ってきていよいよ二人きりの話し合いの始まりです。
「どれ、2階いくよ」春子の迫力の前にアキちゃん怯えています

話し合いの場所は春子が初めてアキちゃんにアイドルについて話した隠し部屋。
アキちゃんは楽しそうに振り返りますが春子はあれがよくなかったのかもと後悔している様子です。

「どういうつもり」と凄む春子に「すいません」と謝るアキちゃん

あの話はアイドルに憧れるんじゃなかった。人生やり直したいという話だからねと言う春子にだったらオラ生まれていねえとアキちゃんも反論しますがほっぺたをつねられてしまいます

春子は東京行きは反対しないしなでしこジャパンやガールズバーに憧れてもいい。でもアイドルだけは絶対にダメと頑なに反対します。
アキちゃんなんでと理由を聞きます。

水口も社長の太巻も誰も手を差し伸べてくれない消費されるだけの世界だから不幸になるとアキちゃんに言います。
アキちゃんは「それでもいい。やるだけやってみたいんだ」と意志を曲げません。

アキちゃん若き日の春子のデモテープを触りながら意を決したように春子に話します。
「聞いてけろママ。オラがアイドルになりてえって思ったのはママの歌聴いたときなんだよ」

「かっこよかった。ご飯作っている時ママや洗濯物干してるママも好きだけど歌っているママは最高だと思った」

鈴鹿ひろ美が歌う潮騒のメモリーも聴いたアキちゃん。
それでもアキちゃんはママが歌ったほうが好きだと言い切りました

ママの歌のほうが本物だと思ったとアキちゃん。

お座敷列車で歌った時、海女カフェで歌った時ママの足下にも及ばねえがオラの歌がお客さんに届いた気がして嬉しかったとアキちゃんは言います。

ユイちゃんと二人ならもっと元気を届けられそうな気がすると春子に思いの丈をぶつけます。

アキちゃんの真っ直ぐな気持ちに過去の自分を思い出し涙が出る春子。
アキちゃんはダメかと聞きますが春子はどう答えていいのかわかりませんでした。

アキちゃんを残しお母さんに聞いてくるとばっぱの所に行く春子。
しかし昔と同じように春子が呼びかけてもばっぱは狸寝入りのままで起きようとしませんでした。
あん時と一緒かあきらめて部屋を出ようとする春子にばっぱが待てと声をかけます。
心配そうにデモテープを握りながら春子が戻ってくるのを待つアキちゃん。

春子が相談するとばっぱは本人が行きたいって言ってるんだから行かせてやったらいいべとあっさり答えます。
自分の時は突き放されたのに…春子はどうしてもそこが引っかかってしまいます。
「答えてくんないとさ私もアキにどう答えていのかわかんないんだよ」涙ながらに訴える春子。
ばっぱは母親と海女クラブの会長の板ばさみで苦しい立場だったことを春子に話します。
春子を犠牲にしたことを後悔しているとばっぱ。
アキちゃんのために啖呵切ったように市長さんたちにも娘を守るために啖呵切ればよかった。
そのことを悔やんでいるから春子の顔を見るのも辛かった。
ばっぱは本当に悔やんで苦しんでいました。そして…
「すまなかったな。春子。25年かかったがこの通り。許してけろ」

「お母さん顔あげて」二人のわだかまりが消えた瞬間でした。
「やっぱりかっこいいわ。お母さん」
ばっぱからの謝罪ですっきりした春子。

待ちくたびれてうたた寝しているアキちゃんの所へ再び行きます。
アキちゃんが春子の歌を褒めそしてばっぱが謝罪してくれ春子の心もだいぶ救われました

自分の娘にあんなこと言われたら嬉しくてたまらないですね

初めて弱い部分を見せ春子に謝罪したばっぱも本当にかっこよかったです。
アキちゃんも春子に思いの丈をぶつけ春子の心を動かしすごく成長しましたね
今日のアキちゃん

若き日の春子のデモテープを大切に握りしめ気持ちよさそうにうたた寝をするアキちゃんです

春子の歌が大好きなのが伝わってきますね

大晦日にこんな名場面を楽しめて最高でした