これは最近、 2008年4月30日 に書いた文章。
その前日、 多摩美に展覧会を見に行った。
去年バンカートで 山中カメラ君がやった 「Wあつしの大運動会」 の時の、
カメラ君でないほう、 もう一人のあつし君の 個展 「かんそう曲」。
ワークショップが、 雰囲気が、 いい感じだった。 で、書いた 「感想文」。
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展評/宮田篤 個展 「かんそう曲」
鑓水青年美術館 2008.4/21~5/2
4月29日 休日
会場が多摩美 だったので 覗きに行く
懐かしかったんだ
八王子の山の中にある キャンパスを
ウロウロ
ここの学生ではなかった けど
若い頃 何度も足を運んだ・・・
モジョ モジョ モジョ
くすぐったい いたたまれない 思い出が甦る
でも 今日は良い天気
校舎のテラスに 白いプレハブ小屋
なかはホンワカ 展覧会
作家の 宮田篤君と
2人の女の子・・・
一人は多摩美の1年生
もう一人は その お友達
そこに宮田君の 予備校時代の友人も 登場
さてこれから 楽しいワークショップが始まる ワーイワイ
ふと何故か 子供達が小さかった頃の楽しい記憶
二つ折りした白い紙
4つの面に4つのフレーズ 短い「お話」を書き込む
出来上がったら読み上げる
皆で聞く ・・・家族みたいだ
そこで次の人は 別の紙に 別の小さな「お話」を書き込み
前の紙に挟み込んで 読み上げる
それをまた 皆で聞く
「お話」が ちょっと膨らんでいる
そうやって次の人 次の人 次の人・・・
人の言葉に 自分の言葉を挟み込む
自分の言葉に 人の言葉が挟み込まれる
そんな言葉のサンドイッチが 壁にいっぱい
ピンでとめられた ヘンテコリンな物語り
アハハ イヒヒ ウッフッフ
若い・・・ 若い・・・ 周りの連中が・・・ みんな若い
作家の宮田君さえ うちの下の子よりも 若い・・・
こっちの壁には片面に絵が描かれた 小さな丸い紙が
たくさん 並んでいる
別のワークショップで 子供達が描いたのだという
絵が見えるもの 裏返っているもの
コマを一つ置くと 世界が少し変わる
オセロ風の ワークショップ
画用紙にチョロッと描かれた 宮田君の絵は
ほのぼのしていて でも切なくて・・・
好きだな
「若さ」に挟まれて
ひょっこり顔を出した 「青春」
畳み込まれた人生
暖かな午後の お久しぶり
2008-05-17 17:24:52 up